ふたたびつながる【6月5日 茨城県ひたちなか市〜茨木町】

この旅にはいくつかの軸があって、そのひとつが「ふたたびつながる」こと。今日は娘にとって、この旅で一番楽しみにしていた日。

「きょうのもくてきち：はなちゃんのおうち」

ご家庭の事情でこの4月に水戸のすぐ近くに引っ越した「はなちゃん」。茅ヶ崎ではご近所に住み、幼稚園でも娘にとっては一番の仲良し。年少さんのときから、いつもべったり。家族ぐるみで仲良くさせていただいていました。

そのはなちゃんが暮らす土地を訪ねるとあって、娘は朝からウキウキ。お気に入りのワンピースを選び、「おしゃればこ」からお気に入りの髪ゴムを選び、髪型もしっかりと私にオーダー。RVパークで自炊の朝食を済ませ、ソワソワと出発しました。

はなちゃんのご自宅に到着し、ひとりで車から駆け下りた娘。はなちゃんも笑顔で迎えてくれ、すぐに何やら相談し、一緒に遊び始めた。心のウキウキが全身からにじみ出て、まるでバウンドしているような娘の姿を見て、あぁ、友だちっていいな、としみじみ。

お昼を食べにショッピングセンターに移動し、私にとっても大切な友だち・めぐちゃん（はなちゃんのママ）とゆっくり近況を報告しあいながら、しばしふたりを見守りました。

娘にとっての初・ハッピーセット。初・サーティーワン。そんな喜びも加わって、テンションも上がりっぱなし。とにかく、そんな子どもたちの姿を見られて、幸せな時間。

久しぶりに子どもから手が離れた私たちも、お買い物をしたり、大人の会話を重ねたり。しばしリラックス。平日昼間で人も少ないショッピングセンターのベンチで、ゆったりとした時間が、流れていく。

はなちゃんの自宅に移動しても、キャンピングカーやお家で時間を惜しむように遊び続け、あっという間に夕飯、寝る時間に。この日は娘だけ、はなちゃんのお家に泊めていただいたこともあって、娘にとっては本当に特別な1日になりました。めっちゃ夜更かししちゃったけど、それも、今日は無礼講だね。

夜、キャンピングカーの中で主人と語らいながら、なんだか、茅ヶ崎での日常が蘇って来たようなふたりの姿を思い返す。

友だちという存在は、たとえ離れていても、心でつながっている。いつも会えるわけじゃないけど、細くてもご縁をつなげていけば、いつかまた会えるし、会ったときは、まるで当時にタイムスリップしたように同じような気持ちで一緒に過ごせる。そんなつながりは、人生のかけがえのない宝物になる。

私たち夫婦が人生で感じてきたこと、大切にしてきたことを、娘も感じてくれたかな。

「ずっとわすれないよ」

娘のことを大事に思ってくれるはなちゃんに感謝しながら、この旅で会いに行く、私の旧友たちのことを思い、心が震える。人とのつながりが、私の人生をつくってくれているから。本当にそれがすべて、と言えるくらいに。

ふたたびつながる、旅。あぁ、楽しみだな。
娘よ、この先の旅路、パパ・ママのご縁にも付き合ってね。