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実家でのんびり…しすぎた?病気の連鎖、そして台風。思わぬ長期滞在の巻【岡山県玉野市 8月7日〜8月16日】

鳥取県智頭町を出発して、南へ。今日の目的地は岡山県玉野市。主人の実家を訪れることにしていた。お父さん・お母さんと会うのは約半年ぶり。娘もじいじ・ばあばと遊ぶのを心から楽しみにしていて、車中でもテンション高め。私は正直、旅の疲れも感じていたので、実家という安心の場所に滞在できること、本当にありがたく思いながらハンドルを握っていた。

パーキングエリアで昼食をとったりしながら、約3時間のドライブで、実家に到着。大きな車の到着に驚きながらも、笑顔で迎えてくれたお父さん・お母さん。娘・息子と遊んでいただいて、旬野菜の天ぷらを味わい、夜は花火。あぁ、ありがたや〜。この日はどっぷり、深く眠れた。この旅で一番深い眠りだったかもなぁ。

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次の日は雨だったので、娘とパパは映画へ。旅ではなかなか行かないけれど、夏休みだし、ね。「天気の子」が面白かったらしく、観終わった娘は一生懸命ストーリーを話してくれた。実家3日目は猛暑の中、娘の希望で遊園地&プールへ。主人がこどもの頃から遊んでいたという「鷲羽山ハイランド」。絶叫系で人気らしいけど、娘の希望で観覧車とメリーゴーランド、コーヒーカップという定番どころを制覇。そしてプールでは、足のつかない深さの場所で浮き輪に浮かんで大はしゃぎ。4日目はお墓参りと盆踊り大会。合間に私は倉敷へ足を伸ばし、お会いしたかった方(「くらしきぬ」のえびすあきこさん!)を訪ねたり。

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じいじ・ばあばに甘えながら岡山の夏を満喫して過ごさせてもらって、英気も養って、さて、そろそろ次の旅路へ出発しようか、と思ったその晩、なんと息子が生まれて初めての発熱。しかも39度!機嫌は良く、良く寝てくれるのだけど、このまま出発するのは少し心配…。「うちはいつまででもいいわよ」というお母さんの言葉に甘えさせてもらい、もう少し様子を見ることにした。

翌朝も熱は下がらず、近くの小児科へ。とても丁寧に、あれこれ検査をしてくださった結果、詳細はわからないけれど、手足口病の可能性を示唆された。うわぁ…旅の途中どこでもらったのか、もはやわからないけれど、感染する可能性は大いにあるものね。息子の体調が戻るまで、旅はストップ。子どもの体調不良は避けられない。あぁ、実家でよかった…。

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息子が調子悪い間も、娘は地元の盆踊り大会など、引き続き夏を満喫。発熱2日後には息子の熱も下がり、ようやく出発…と思ったら。なんとなんと、今度は娘が発熱という事態に!やはり高熱。あぁ、うつっちゃった…。

こうしてまた、実家滞在期間が延びてしまった。既に7泊。「いつまでもすみません…」と言う私に、「どうせ暇だからいいのよ〜」と、神のようなお母さんの言葉。いやいや、子どもの相手って大変なのに…ありがたい。ありがとうございます…!!

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娘の体調は徐々に回復。でもこのとき、ニュースを騒がせていたのは台風10合。大型で強い台風が日本の南海上に。あれ?ひょっとしてこちらに来る?? ネットで情報収集すると、14日〜15日にかけて四国から中国地方を縦断する感じ。ここ岡山も、暴風域に入る可能性もある。えーーーっと、今日は12日。娘の体調は回復したけれど、今動くのはもしかして危険なのでは…。当初の予定では、10日には岡山を出発し、11日は徳島で阿波おどり見物をしようと思っていた。でも台風が近づいている今、四国方面に向かうのは、どう考えても無謀な状況。あぁ、どうしたものか…。

家族会議の結果、出発は延期。安全を第一に考え、台風が過ぎ去るまで、実家にお世話になることにした。あぁ、体調も天災も仕方のないことではあるけれど、まさかこんなに長く岡山に滞在することになるとは…。お父さん、お母さん、本当にすみません。。

でもね。そのおかげで、みんなでトランプしたり、ばあばに絵本を読んでもらったり、娘とケーキを焼いてじいじの誕生日をお祝いしたり。普段の短い帰省ではできないことが、たくさんできたのです。それこそ、岡山の”普通の暮らし”を体感させていただいた感じ。

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なんと10日間。長すぎた滞在でしたが、心も身体も回復し、次の旅路へと進むことができます。お父さん、お母さん、本当にありがとうございました!!

こうしてようやく、本当にようやく迎えた出発の朝。

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まだ台風後の強風は残っているものの、青空が清々しく、私たちのこれからを祝福してくれているかのよう。久しぶりのキャンピングカーに戻り、四国方面へ出発。強風に煽られながら瀬戸大橋を渡り、新たな旅路が始まりました。

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想定外ばかりだった実家での時間。でも、どんなことも受け止めてくれて、私たちも安心してわがままを言えて頼れる身内のありがたさをひしひしと感じました。やっぱり家族っていいな。かけがえのない存在だな。こんな気づきもまた、放浪の旅の醍醐味ですね。






貴重な時間を割いて読んでくださったこと、感謝申し上げます。みなさんの「スキ」や「サポート」、心からうれしく受け取っています。