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事実と推測を見極める

森の中に入ってよく観察していると、色々な疑問が湧き上がります。
例えば、下の写真。

ここはシラカンバの人工林(人が植えた林)。
真ん中に2本のシラカンバが立っていますが、
右側はすくすく育つ一方、左側は枯れてしまっています。
何故でしょうか?

答えは分かりません(笑)

枯れた木は何かの菌にやられたかもしれませんし、
光が当たりにくかったかもしれません。
また、風で折れたかもしれませんし、近くを機械が通った際、地中の根を傷つけたかもしれません。
原因はたくさん推測できますが、
どれが事実なのかは今となっては分かりません。

さて、最近、ニュースでは新型ウイルスの話題で持ちきりですが、
事実と推測がごちゃ混ぜになっている気がしてなりません。
例えば、
【事実】重症者に高齢者と持病持ちが多い
【推測】若者は重症にならずに治る?
そこに、20代の方が重症という報道が流れると、混乱している方がいらっしゃるように見受けられます。

事実を受け入れ、推測は極力排除する

この事は様々な分野でも当てはまり、
「誰かが〇〇というイベントをやった」という事実を見て、
「補助金をもらってやってるに違いない」とか、
「役所の誰それと仲が良いから便宜を図ってもらってるはず」とか、
色々な推測が色々な方の頭の中で渦巻きます。

事実を積み上げなければ、本当の事は見えません。
推測や憶測に囚われず、事実を見極めていきたいものですね。

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