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下田市 新庁舎(活用棟)竣工

設計監理を担当した、「下田市 新庁舎(活用棟)」が竣工しました。
今計画は、中学校の統合に伴い廃校となった「校舎」を「庁舎」へと用途変更し再利用するものです。

左:各課窓口  右:応接室

既存の学校の雰囲気を可能な限り残し、地域の方々にとって親しみやすい庁舎を目指しました。

左:多目的会議室  右:委員会室

1階は地域開放スペースとなり、地域住民の方々が気軽に立ち寄れる空間となっています。躯体表しとすることで、天井高さを高くし、ゆとりある空間を実現しています。

新庁舎の玄関「まちのホール」
旧中学校の校歌などの活用

新庁舎は今年の5月に開庁し、既に使用されています。
実際に使用されている様子を見ることができ、いきいきとした下田市職員の方々、地域の方々の姿を感じることが出来ました。

既存ストックの活用が大きな課題となっていく中で、廃校となった学校の校舎を庁舎へと改修する計画に関わることができとても良かったです。地域の方々の母校であった場所が、なくなるのではなく形態を変えて使われ続けていく今計画は、既存ストック活用においての一つの解答であったと感じています。今後の改修物件においても、既存を活かし、過去と未来を融合させていく建築が出来るよう心掛けていきたいです。

最後に、ご尽力いただいたすべての皆様に心より御礼申し上げます。

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