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スーパー戦隊から学ぶ、チーム力と個性の活かし方。

おはようございます。

池田諭史です。

大人になった今でも、大好きなのが特撮系番組。
特にニチアサで放映されている『スーパー戦隊シリーズ』が特に好きです。

一回の中断を除き、なんと40年以上も連続で放映されている特撮番組はスーパー戦隊シリーズだけ。
歴史で言えば、ウルトラマンや仮面ライダーのほうが放映時期が早いですが、どちらも中断期間が長い時がありましたのでここまで長く愛される特撮はそうはないと思います。

好きなのと同時に大人が見ても学びが沢山あるので個人的なシェアをさせてください。


1.一人一人が主役で個性豊か

まず特撮の歴史から踏まえての簡単に説明。

昔の特撮は一人のヒーローが悪と戦う構図でしたので主役は基本一人です。ですが『秘密戦隊ゴレンジャー』が誕生したことでチームで戦うヒーロー物というジャンルが確立されました。

リーダーがレッドということが多いですが、全員が主役ですので必ず見せ場があります。
またヒーローが複数人になったことで生まれたのが個性。

スーパー戦隊のことがわからない人でも
・レッド=熱血、リーダー、猪突猛進
・ブルー=冷静沈着、男前、クール、イケメン
・イエロー=大柄、大食感、力持ち、優しい
・グリーン=ユニーク、ムードメーカー、頭脳担当
・ピンク=女性、紅一点、かわいい、キレイ

みたいなイメージを想像できるかと思います。
どんな人でもヒーローに為れるということを象徴しています。

また特撮で女性も一緒に戦う状態を初めて作ったのもゴレンジャーからです。
これにより女性は守ってもらうばかりではなく、女性も活躍できる場を提供したという時代を先取りして築いています。

なおカレー好きのイエローは歴代で2人しかおりませんので誤った認識がないようご注意ください。

2.チームで戦うことに意味がある。

スーパー戦隊シリーズにおいて共通点があります。
それは全員で協力して戦うこと。
実は一人では怪人を倒せません。

一人一人に欠点があっても、5人で補いながら協力して戦うことに意味がある。
5つの力を一つにして初めて倒せるというのがコンセプトにあります。

なお過去に怪人の一人が「お前ら、5人対1人で戦うなんて卑怯だぞ」と発言したことがあります。
確かにこれは昨今のいじめにつながるからという世間の声があがっておりましたが、これは大間違いです、前提が違います。
「勘違いするな!俺たちは1の力を5分割して戦っているだけだ!」

怪人の力が強力だから5人の力を合わせて戦うのです。
屁理屈だというツッコミはご遠慮ください。

人間一人の力もすごいですが、それぞれの力を掛け算することにより強大な力を発揮するということです。

3.基礎を大事に流行りを取り入れる柔軟さ

長年放映されているのもあり、その時代に合わせた戦隊のモチーフを作る。
サファリパークが流行っていた時期は動物、新体操が流行っていた時期は新体操を取り入れる。
恐竜が人気な時は恐竜をベースにし、刑事物が流行った時はデカ(刑事)、ハリポタブームの時は魔法戦隊など時代のブームに合わせた展開を見せています。

また戦隊シリーズ打切り危機にマンネリ打破と復活の為にトレンディードラマを取り入れた戦隊もある。
その戦隊が人気が出たことで打切りを回避し今があると言っても過言ではありません。

一つの成功例に縛られずいろんなことにチャレンジし、柔軟に受け入れることができるのが長く続く成功の秘訣です。

4.日本の文化を取り入れた名乗り口上のかっこよさ

そして作品を創作している東映さんには強いこだわりがあります。
それは日本の文化を大事にしていること!

皆さん一度は思ったことありませんか?
特撮ヒーローでなぜ主役がいちいち名乗りをあげているのか。
傍からみたら敵側が攻撃し放題だという意見がよく上がりますがあれには意味があります。
それは日本の歌舞伎の「見栄」を取り入れているからです。

一人一人が名乗ることで5人全員が主役だというのを認識させる意味もあります。

アメリカに逆輸入されている「パワーレンジャーシリーズ」でも最初はこの見栄に対し否定的でしたが、名乗り口上の部分は絶対に入れることを伝えた結果、今では当たり前のようにアメリカでも名乗り口上はかっこいいという認識になりました。

世界に通用する文化だと日本の良さと文化を大事にしているのも特撮ならではです。

なお個人的にオススメな登場は『侍戦隊シンケンジャー』ですね。
松坂桃李君含め皆がかっこいいのでぜひ見て欲しい。

まとめ

子供たちの番組ではございますが、大人が見ても大事なことは学べるのが特撮作品の良いところ。

そしてスーパー戦隊シリーズはチームで戦うこと、個性を活かすことの大事さを伝えてくれる作品だと思います。

僕自身も、今後何かを立ち上げる、チームを持つ場面が来たときは、皆の個性を最大限活かすチーム作りをしていきます!

ここまで読んでくださりありがとうございました。
ではまた。

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