お色気担当の適性

私は高校で演劇部に所属していました。その時は青春な感じの、自分探し的な、何かと戦っているようなお芝居が好きで、そんな脚本を求めていました。

大学生になって社会人の劇団のお手伝いをするようになって、部活では味わえない「楽しみながら楽しませる演劇」を体感するようになり、それまでとは毛色の違う作品を求めるようになりました。

役者をやることもありましたが、どうも恥ずかしがり屋で物覚えの悪い私は裏方の方が向いているようでしたが…

なぜか、高校の演劇部は女子が多いのに社会人劇団は男性の方が多い傾向があるように思います。いや、私が関わった所だけかもしれませんがいつもメンバーの半数以上は男性だったような気がします。

そんな中で、女性にしか出せないものと言えば女の色気!

いえ、いやらしいことを強要されたわけではなくて、セクハラ的な意味合いで無く女性らしい魅力とか雰囲気とか。…と思います。

劇団に関わり始めてから、色気ないな~とか大人になれよ~とかそんな感じでかわいがられていましたが(セクハラ?)当時は自分は本当に子供だからそんなもんは無い、大人になったら自然に出てくるはずと思っていました。

そんなことすっかり忘れて二十数年がたち、先日。

先述の劇団とは別の友人のお芝居を手伝いに行って、ふと思い出したんです。

…そういえばあれからだいぶん年月が経っているけど、いまだにお色気担当ができるような気がしない、と。

お色気って何なんでしょうね。

どうやったら出るんでしょうね。

助平な事を常に考えていればそうなるか?という事でもなさそうだし、スタイルがいいか悪いかにも多少は左右されるかもしれませんが、太っていても痩せていても色気のある人には色気があるように思えます。

同じように華のある人にも憧れを感じますが、これも容姿だけではなさそうですし、根源を探るのは難しそうですね。

結局、いつも結論は「生まれつきかな」って所で落ち着きます。

そうか、私には生まれつきその適性が無いのだな、と。

いえ、日常生活には不要なんですけど。もし、今度役者をやることがあればアンケートに「あの役の人が色っぽかった」って書いてもらえたらうれしいなと、ただ、そう思っただけでございます。

今更、何にも生かせないですが(笑)暇なときにボチボチ考えてみようと思います。

キーワードは「色気」

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