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Pixel Watchを買うのは性能では無いアイデンティティなんだ

2022年に待望のGoogle Pixel Watchが発売されましたよね。
私は決してGoogleファンでもなんでも無いですし、発売日を心待ちにして

予約できる日を待ちわびて、すぐに予約!

なんてことはして無いですが
それでも発売した通知が飛んできた瞬間に有無を言わさぬ速さで、予約をし、到着日を待ち侘びた内の一人です。

そんなデバイスに出会うことは、過去を振り返ってもあまりなかったなと思い、この時の思いをしっかりと残しておきたい!と魂が叫んでいる気がするので、その辺りの心情を書いていきたいと思います。

スマートフォンを持ち始めたスタートラインが違っていた

スマートフォンを初めて持った時は2010年。
当時はiPhone 3Gを持っている人が周りにいるかいないかの時期に
スマートフォンってなんぞや?と思いながら、試しに使ってみたい!と手にしたのが

サムスンのGALAXY S(SC-02B)でした。

引用元:価格.com

今見るとベゼルも太いし、物理ボタンも健在で、まだまだ「スマート」では無いですね。
なんでGalaxyを買ったかというと、ずっとdocomoユーザーだったからので選択肢はAndroid一択でした。

若い方はご存知ないかもですが、docomoは長い間iPhoneの販売はしていなかったので、docomoを使う限りAndroidの選択肢しか無かったんです。

docomoにこだわりがあった訳じゃ無いけど、続けていた想いはこの辺りに書いてます。

で、今振り返れば、iPhoneを持たない側にカテゴライズされる感覚は、心地よかったし
Androidだからこそ出来ること(ホーム画面をいじり倒せる)も性に合っていたので、選択としては良かったなと思ってます。

でもですね、スタート地点が違っただけで、意外なことを気にしないといけないことになりました。

Androidを持ち始めてから感じていた疎外感

ご存知の通り、日本におけるiPhoneのシェアは圧倒的で、2022年6月で64.8%もあります。
体感では2015年当時もう少しありそうな感じもしていましたが
とにかく右見ても左見てもiPhoneを使っている人だらけだった訳です。

そうすると何が起きるかと言うと
「なんでiPhoneじゃないの?」
「Androidの何がいいの?」
「いつまでこだわってんの」
みたいな話を結構言われるんですよ。

「スマートフォン = iPhone」という図式が完成されていた時代に
長い事Androidしか使ってこなかったというのは、疎外感を感じるんです。
更に、appleのエコシステムがだんだん完成度を増していくのです。

apple watchといううらやましさ全開のデバイス

時代は進みスマートフォンは新たな局面を迎えていて、スマートwatchたるものが世の中に出てきました。
初代Apple Watchは、2015年4月24日に発売されているので、pixel watchと比べたら7年半も早く出している訳です。

当時発売を横目に見ていても「うらやましいデバイス」であったことは間違い無いですし、私も欲しくてたまらない気持ちを持っていたのは事実です。きっとこのタイミングでiPhoneに切り替えることが出来ていたら、きっと違う道があったのだと思います。

ただこの頃でも「Androidだっていいじゃん!」という気持ちがまだまだ残っていたのと、2016年には共同開発を止めて、Google自身がスマートフォンを出し、2018年にはようやく日本でもGoogle pixel3が発売され
自分は「Googleと共に生きていくしかない」という「どーでもいい」こだわりが芽生えてきた訳なんです。

冒頭でもお伝えしてますが、本当にGoogle教!みたいな感じじゃないんです。
なんとなく持っているもので「そば派ですか?うどん派ですか?」の世界の話で、寝返る可能性はいくらでもあります。
ただなんとなくGoogleから生まれてくるデバイスと共に生きていこうと感じているんですね。

性能では無いアイデンティティなんだ

初代Apple Watch発売から7年半。
Googleからもスマートウォッチが発売。

我が家のPixel Watch

世間ではapple watchとの比較を始め

  • 電池持ちが悪い

  • Suicaしか使えない上に定期なども不可

  • Fitbitも一部機能制限していて微妙

  • ベゼル太い

などなどデメリットが多く語られている印象です。
言われていることは間違いないと思いますし、まだまだユーザーが求めている性能にはなってないのかもしれません。

それでも私はGoogleがスマートウォッチを出してくれたことに心から感謝をしていますし、不満に感じる所は自分の使い方でカバーしようと思いながら使っています。

それはなぜか。

きっといつしか生まれてしまった感覚の中でpixel watchを持つことがアイデンティティみたいになっちゃってるから。

スマートウォッチをしていて「apple watchですか?」と聞かれた時に
今までは「いや違います・・」とどこか自信なく答えていた場面で
「pixel watchです!」と自信を持って答えられること。

Google pixelを使い、Google Pixel Budsを使い、pixel watchを付けて生活をする一体感。

これをapple以外の会社が提供してくれるようになったことが何よりも嬉しくとても個人としての幸福度が上がったような気がします。

どこかで同じような想いを持ったかたがいれば、少しだけ嬉しいですが

来年にはGoogleのエコシステム内にいないかもしれないので、現時点の備忘録的な感じで、興奮したことを忘れないために。

pixel Watchを持つのはアイデンティティなんだと叫んでおきたいと思います。

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