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20代を無難に生きるな

この本を手にとるまで

職場の先輩から、自己啓発本を読んで生き方が〝変わった〟というお話を聞いた。数日後、たまたま他の目的で本屋へ行った時、ふとその話を思い出して、初めて本屋の自己啓発本コーナーへ行ってみた。そこで平積みされていた「20代を無難に生きるな」が目に止まった。

初めは「へー尖ってるなぁ」ぐらいにしか思わなかった。それぐらいにしか思わないようにしてた。というのも、これを買ってしまうと自分は「無難に生きたくない!!」という思いを持っていることを認めることになるのと、周りにそういう思いを持つ人だと思われる恥ずかしさみたいなものがあったからだ。

結局、その4日後には同じ本屋に行き購入した。近くの図書館には置いていないことを知ったのと、今更自分がどう見られているか考えるなんて馬鹿馬鹿しいことだな、と開き直ったからだ。

20代の成功確率はバッターボックスに立つ回数に比例する。

やっとここから本書の話に入る。なぜここまで私がこの本を読む経緯を書いたのか。それはこの本を一通り読んでみて、20代は周りに流されず、よく考えて、自分の意思を表に出していく(本書で言う〝バッターボックスに立つ〟)ことが、人生の基本姿勢を作っていく、と感じさせられたからだ。

だから基本姿勢を作っていく1歩として、敢えて自分はこのnoteという場で表に出し、〝無難に生きたくない〟〝自分は停滞しない、上に登りたい〟と思っているんだよという、ハッタリをかますことにした。ハッタリをかましたら、もうやるしかない。

自信をつけるための最初の一歩として「ハッタリ」をつかうのは、セルフイメージを上げるうえではかなり効果的なものだ。…あえて意識的に自分を極限まで追い込み、それを乗り越えることで「本当にできちゃった」と自信がつく。    (第1章 20代は、ちょっと生意気くらいでちょうど良い)

根拠のない自信を持て、それを裏付ける努力をしろ

これは脳科学者の茂木健一郎さんの言葉であり、私の中学生の頃からの座右の銘である。傲慢だと捉えられるかもしれないが、今働いている病院の就職試験でも私はこの言葉を使った。(面接官がどんな反応だったかは全く覚えていないが、悪くはなかったはず。)

偶然にも「根拠のない自信」という言葉が本書にも出てきたので印象に残った。この章を読んで、特にこの言葉を大切にできるのも20代だと感じた。とりあえず、言ってみる。もったい人にはならない。ある程度腕を磨いたならば、その腕を人に伝える練習をする。自分が役に立てることを探し、立候補する。win-winな関係で自分のやりたいことができる、挑戦するって凄く素敵なことだ。

控えめで謙遜することが美徳とされている環境で育った日本人は実際の実力よりも自分がダメだと思う傾向が強く、世界的に見ても自己肯定感の低さが突出している。そういう民族だからこそ、かえって少々勘違いしているくらいがちょうど良いし、まわりからも邪魔されない。何よりも幸せに生きられる。…根拠なんか、はじめる前に探したって見つけることはできない。     (第1章 20代は、ちょっと生意気くらいでちょうど良い)

チャレンジしている20代には「成功期」と「成長期」しかないというのは、かなり新鮮だった。挑戦していれば良い時期しかないのだ。仕事も恋愛も、趣味や価値観や友情も、人間関係を構成する要素に対して1つ1つ大切に向き合い、自分の芯を作っていきたい。


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