リベンジ・モンブラン
生温いモンブランは美味しくなかったという、わりとどうでもいい話です。
コンビニスイーツが好きだ。
毎日食べているのはギリシャヨーグルト。
(たんぱく質が豊富で腸内環境にもいいという優れもの!)
だが、たまに無性にモンブランが食べたくなる。いわばモンブラン・デーというものがある。
昨日がまさにそれで、帰りにジムに寄って30分ほど脚トレした後、コンビニに寄るとモンブランが目にとまった。
こういう時、多くの人は心の中に悪魔と天使が出てくる。
自分もその例外にもれず
「うまそうだな!モンブラン食べようぜ!」
「カロリー高いわよ。でも筋トレしたから大丈夫ね!」
と2人がタッグを組んでダブルスープレックスしてきたので、逆らえるわけもなく購入した。
帰宅すると夜食のデザートにしようと、テーブルの上に置いていた。
夕食の後に平日のナイト・ルーティン(最近流行ってるから言ってみたかった。要は日課)
ダーツの練習、ピアノの練習、お絵かきの練習をする。
どれもこれも、中々上達しないけど楽しいから良しとしよう。
その後、少し息抜きにゲームしてから、まだ書き終わらない月末締切の公募小説を書き始める(いや、これ間に合うのか?)
そこでようやく珈琲を淹れて、本日のメインイベントであるモンブラン・タイムとなった。
珈琲を飲んでからモンブランを口に運ぶ。クリームの甘みが舌に広がる至福の時間、なのだが
なんか美味しくない!
なんで? と思って二口目。うん、美味しくない。コンビニスイーツに外れ無しはマヤカシだったのか? 食感? ていうか、なんかぬるい。
そこで気づく。冷蔵庫に入れてればよかった!
昨晩は暑かった。今年初のエアコンを入れたほどだ。
それにしても、温度が変わるとこんなに美味しくないのかとショックを受ける。
そこで調べてみると、人が美味しさを感じるのに温度って重要で、適温は体温のプラスマイナス25℃が目安なのだそうだ。
つまり、冷たいものなら10℃前後。温かいものなら50℃前後が一番美味しく感じるらしい。
プロの料理人が作った冷めた天婦羅より、素人が揚げたできたての天婦羅のほうが美味いとはよく言うが
(つまりは、プロが揚げた出来立ての天婦羅は至高である)
何事も適度が1番ってことだ。
しかし、1日の終わりの楽しみがこれでは画竜点睛を欠くというもの。
そう思いリベンジ・モンブランを誓うのであった。
ところが今日に限って三ヶ所コンビニを巡るもモンブランは売り切れていた。
きっと同じような経験をした同志がいたに違いない。
そう思いファミマのスフレプリンを代わりに買った。
帰ってすぐに冷蔵庫に入れたのは、言うまでもない。
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