踊り子たちの祭典
イーズカはじぶんも踊るので、踊り子の友達が多い。
ある美人ママが「週末のステージに向けてメイクの練習をしていたら、子供に泣かれました。」と投稿があったら、
「ウチは猫が怯えます」「そのうち、ママのそこはダメダメなど、指導を始めますよ」などと笑えるコメントが続く。
幼子の年齢によっても違うだろうが、アイマスクを塗りつけまつげをしてメリハリを点けた顔は、魔女か魔法使いに見えるだろう。
昨夜はそんな魔女(踊り子)たちの祭典に行った。ベリーダンスのショーイベントを手掛ける、渋谷のレストラン・バー「カフェ・ボヘミア」の7周年パーティだった。
19時30分スタート、23時30分クローズの長丁場で、ベリーダンサーが10組ほど出演する。
ミラやE-chan、ノーラやタカダアキコなど、イーズカも顔見知りのメンバーが参加していた。ミラは先日のアイララ52周年イベントの構成者でもある。
4時間も掛かるのは休憩時間も多く、舞台のセッティング換えにも時間が掛かるからだ。
そこにこれだけの豪華メンバーが参加しているので、踊り子同士の「社交の場」にもなっている。客は彼女たちの生徒さんが多いので、美女が渦巻いている。
イーズカとしては最後まで観た。
日本のベリーダンスのレベルは結構高いと思う。本場以上に進化している面もあり、独特の世界を創っている。
終わってから渋谷のんべい横丁の馴染みの店に行った。深夜で客は少なかったが、初顔のオモシロイ人に遭った。
理系でIT会社の社長をしている。
時代が激変している話で盛り上がり、「体力の無い奴には、何もできない」という結論を共有した。話が弾み、気付いたら2時を回っていた。
彼は下北沢まで歩いて帰る、と言う。イーズカも東中野まで歩いて帰ることにした。
明治通りを北上し、千駄ヶ谷小前を曲がりホープ軒でラーメンを食べてから代々木に戻り、西新宿を抜けて北新宿経由で家に帰った。ラーメンを食べたりしていたので1時間ほど掛かった。ただ歩けば40分強で辿り着く。
もう夜が明けかかっていた。
さんざん楽しんだ上に、カラダまで鍛えてしまった。「遊ぶ」ためには「体力」が要る。
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