古典いとエモし (2020.6.30)
中高時代、漢文と古文のテストの点数は壊滅的でした。。。
そんな私でも、古典を「文学」として読む行為や
漢詩を「詩」として味わう行為はそれなりに好きなんです。
要するに~
自分で原文は読めないけど
文学的に美しく正しい日本語で訳してくれたものなら
読むのはやぶさかではない、ということです(笑)
小学生で「清少納言」にはまった。
当時、教育テレビ(現在のEテレ)で、
古典を子どもにもわかるように面白く解説する!
という番組があって、
たしか清水ミチコが出てたような気がする。
清少納言は「なごんちゃん」というキャラになっていた。
他に、「徒然草」の回もあり「兼好法師役」で立川志の輔師匠が出演していらした。(もちろん「徒然草」も大好き)
清少納言良いなあ、と思った私は、
中学に上がり、桃尻語訳(橋本治)で全文を読んだ。
そして激しい中宮定子派となった(笑)
清少納言さまは、
(私の勝手な理解では)
機転が利いて
カッコよくて
でも意外と冷めてて、
ちょっと意地悪な目線も持っていて
自分が賢いことにプライドを持っていて
男には決して負けずでもイケメンにはミーハー、
そして守るべき仕えるべき上司(中宮)を徹底的に守る!
・・・という
現代の会社にいても、すてきな「先輩OL」「お局さま」だと思う。
局(つぼね)じゃないけど。少納言だけど。
そんな清少納言さま曰く。
春はあけぼの。
夏は夜。
秋は夕暮れ。
冬はつとめて(早朝)。
枕草子でおそらくもっともよく知られているのがこれでしょう。
ちなみに、私はこう思う。
春は午前中→春うらら、花咲き乱れる季節。お日様の下を歩きたい。
夏は夕暮れ→暑さがすーっと引いて、日が暮れていくのが、いとをかし=超エモい。
秋は午後→秋こそ、ちょっと太陽が傾いてきたくらいの午後3時くらいがいいと思う。
冬はお昼→朝は寒い。夜も寒い。昼が一番暖かい。
もう、興趣も何もあったもんじゃない(笑) 「午前中」ってなんだ。
きっと「をかし」って、今の言葉では「ヤバい」と「エモい」を足したような感じだったんだと私は思っている(根拠なし! ・・・古典の先生教えてください!)。
「昨今の若者は、なんでも『をかし、をかし』と言って日本語が乱れておる!」と、老人貴族たちが嘆いていたに決まっているのである。
まあ、今の時代だと、たぶん、鴨長明の『方丈記』とかがいいんでしょうけど(末法の世)・・・。すいません。方丈記は地味すぎてまだ私には良さがわかりません。そのうち枯れてきたら良さがわかるんかなあ。
写真は「夏のゆふぐれ」!
これからも書き(描き)続けます。見守ってくださいm(__)m