親の終活のサポート
先日、実家に帰ると、家には父だけでした。
父は、「お母さんの前で、あんまりお金の話しをせんといてほしい。」と言われました。
妻の実家でも感じたことですが、70歳を過ぎて、就活の話をされると、憂鬱になるようです。
具体的には、相続、お墓、葬儀、介護になりますが、話の中心はお金になります。
貯金がどのくらいあって、もし介護になったら資金が足りるのか?
親が亡くなったは場合に、相続財産の把握はできるのか?
葬儀は今の貯金でどのくらいのことができるのか?
私は、生活ができなくなった時のお金のやりくりが心配でそのことばかり、親に話していたことに気づきました。
親の不安は、お金よりメンタルの部分であるのでをはないか?
父が「最近、お母さんが元気がない」と言っていました。
高年齢になると、死生観ができて、死の恐怖が薄らぐと新聞に書いてありました。
だんだん衰えていく体力。
走れなくなると、ほぼその後は走れなくなる。
歩けなくからと、ほぼその後は歩けなくなる。
気力がなくなり、元気もなくなるはずです。
死生観云々より、将来の不安が増すばかりです。
子供の役割は、お金のやりくりの前に、親の不安を和らげられるように、寄り添うことではないかと。
高齢になると、頑固になって言い方がキツくなって、家族間でトラブルなりそうになると知人から聞いたことがあります。
「頑固なおじいさんに寄り添うことはできないよね」とも思います。
思い返すと、多分それは、認知の一種かもしれません。
認知だと割り切り、おおらかな気持ちで接してあげればよいのかもしれません。
親の終活のサポートは、気持ちを寄り添うこと。
父の言葉からそう感じた。