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AI書店員さん

先日、某社の営業部長とAmazonのAIの発注パターンについて話し合った。

「ネットか何かでバズってAIが爆注してきた時は、結構的を得てる注文数だから満数出した方がいいけど、新聞のパブとかで短時間にバズっただけのAIの発注は結構無駄に多いから減数した方がいいよね」
なんて、AIの仕入れ担当者について情報交換をした。

まさか、出版社に就職した2000年に、こんな未来がすぐ来るとは思いもしなかったが、これからはAIの発注パターンを研究しなくてはならない。

人間の書店員と違って、版元の前の担当者が迷惑かけて嫌われてるとか、たんに相性が悪いとか、たまたま訪問した時に機嫌が悪かったとか、たまたま忙しくて対応できなかったとか、逆にたまたま相性が良くて、やたらと気になってもらって注文が増えたり、書店員が個人的に好きな著者やジャンルだったり、書店員がとても優しい人で頑張っている版元営業のために努力を買ってくれて実績もないのに試しに多めの発注を出してくれるとか、そういったことは全てなくなる。

発注に何も感情が混ざってなくてシンプルで楽だけど、なにも味気なく、人間的な成長も、感動も、挫折も、ドラマは、もはやそこには存在しない。

中国でAIアナウンサーが登場!!

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