本日(2019/5/7)、北海道テレビ放送(テレビ朝日系列)の夕方の情報番組「イチオシ!!」にVTR出演させていただきました。


そのことについての記事がリンク先に貼ってあります。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190507-00000006-htbv-hok&fbclid=IwAR3AwX4hkx6IFyOLjmF8x82vqsolfxO-UccdkQsyCYRKeFe_ACOvQ7TahDw

本日お昼前に職場にお電話がありました。H大のKさんに最初依頼し、Kさんより私をご指名いただきました。

10連休後の子どものこころのケアなどについてお話を聴きたいとのことで、約3時間後に研究室で取材に応じさせていただきました。

記者さんの質問に答える形で進み、10分ほどお話をさせていただきましたが、放映されたのは、最初の五月病についての説明のところでした。

・小学1年生や中学1年生、新入社員など、新しい環境で生活している人が、その生活に適応しようと、4月の1か月は結構エネルギーを使うことが多くなる。長期の連休でリフレッシュできる場合もあるが、なかなか心身に疲れがとれず、連休後の学校生活や社会生活がそのまま営めない場合があります。

・比喩ですが、日常生活を、人によって異なりますが、軽いランニングだとします。GWはランニングという日常生活ではなくなるので、長い連休でランニングをしないでいると、いざランニングという日常生活になかなか戻れない、走れない場合があります。でも、それは人によって異なりますし、子どもたちの多くにこころのケアが必要なわけではないと思います。

・子どもたちもいろいろな個性があります。学校生活などの日常生活をランニングと喩えましたが、本当に散歩のように思える子どもたちによっては、連休後の学校生活もそんなに苦ではないかもしれません。ただ、日ごろの学校生活がある子どもによっては駆け足や全力疾走に近い子どもの場合、容易に息切れすることもあるでしょう。

・対策についても、一つの正しいやり方はありませんが、親御さんは子どもの訴えによく耳を傾けてほしいと思います。GW明けに学校に行きたくないと言われた場合、行かせなくてよい/行きなさいという二者択一の前に、「GW明けに学校に行きたくないって気持ちについて、話しやすいところでよいので話してほしい」と子どもに伝え、子どもがそこで何を語るかをしっかり聴いてほしいと思います。幼児さんがこころの悩みが主原因と思われる頭痛や腹痛を訴える背景には、大人のように自分の悩みや問題を明確に言語化して相手に伝えることが不得手である場合があります。しっかり伝えることができない場合があるので、頭痛や腹痛といった身体症状で表れる場合もあるでしょう。ですから、子どもが学校に行きたくないと言った場合、ご家族の方は、まずはしっかり話を聴いて、その子どもが「話してよかった」「わかってもらえた」と思えるようになることが理想的だと考えます。

・また、幼稚園や保育園、学校の先生などにも、親御さんからしっかり状況を伝え、みんなで子どものことを考えていくことも大切だと考えます。子どもたちは家庭や学校、地域で支えられて成長していくと考えます。

と長くなりましたが、やや表現は異なるところもありますが、上記のことをお伝えしました。

家庭と、園や学校の先生たちがキーパーソンであるということは、地味すぎたかもしれませんね。

私のコメントのあとは、札幌子どもアシストセンターの方のお話に続きました。

しかし、HTBの記者さん、カメラマンさん、ADさんは真剣にお話を聴いてくださり、私自身、貴重な経験をさせていただきました。

どうでもよいことかもしれませんが、道内のテレビ局は、テレビ北海道以外、全部出演させていただくことができ、大変運がよいと考えます。

これからもしっかり研鑽を積んでいきたいと思います。

ご視聴いただき、さまざまなコメント、リアクションをしていただいた皆様、本当にありがとうございました。

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