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【緩募】CPI(消費者物価指数)節約レシピ

 みなさん夏バテしてませんか? 私はバテてます(泣)

 こんな時にはとろろ飯でも食べて精をつけなきゃいけません.なかでもおすすめはミソを使ったとろろ♪ すりおろした長芋味噌風味調味料(白だし等)をそれぞれ大匙1/2くらいを加えるとよいでしょう.
 ごはんには汁物が欲しいところ.ただとろろが味噌味だと,そこに味噌汁を重ねるのもねぇ.お手軽に乾燥スープを使ってもいいですし,ひと手間加えて干しシイタケの戻し汁をつかってもいいかも.

 いやぁ….…夏バテには夏でしょうというむきもありましょう.件の長芋ですが,とろろにするだけでなく,刻んでちょいとドレッシングでもかけてサラダ風にしてもおつまみとしてなかなかのもの.まぁ私は飲むときは魚介缶詰とかでも十分ですけどね♪

 そして,ちょっとかわった……そして時代劇ファンにはおなじみの芋酒なんてのもよいかもしれません.軽くゆでた長芋清酒で伸ばしながら刷り込んでいく.本来のレシピではより粘性の高いヤマノイモ推奨のようですが,ここは長芋で代用してもいいんじゃないかな.

 
さて……何の話をしているのか訝られたかもしれません.そろそろ解題を(笑)

 「値上げがー!」「インフレがー!」「食料品価格上昇で庶民の暮らしがー!」と様々な値上げ報道がお盛んです.確かに消費者物価指数でみると,コロナ前(2017-19年同月平均)にくらべて食料価格は6.7%上昇しています.もっとも3年以上前とくらべてで6.7%上昇なので……上昇って程のもんでもないと思うけどね

 一方で,食料価格が上がっているといってもなんでもかんでも上昇しているわけではない.むしろ価格が低下している品目もある.また,上昇といっても3年以上前より1-2%程度上昇しているに過ぎないものもありまして....

 実は冒頭に登場する食材はすべて「コロナ前より値下がりしている/または上昇率2%以下」の品目です.

 消費者物価指数2022年6月データをもちいて品目別の価格上昇ランキングを作ると,コロナ前よりも2%未満しか価格が上がっていない品目は下記のようになります.
 いやぁ……長芋もコメも下がってますねぇ.あとお茶も結構厳しそう.なおアルコール飲料も軒並みマイナス圏のものが多い(特に清酒は下がっている)ですがここでは割愛.

CPI2022.06全国(対2017-19同月平均)

 さて.私の拙い調理知識では「とろろご飯」くらいしかレシピが思いつかないもので……どなたか上のリスト使って「節約レシピ」でも考えてみませんか♪ けっこういろいろできそうな気もするんだよね.

ご参考まで

 ご参考までに食料以外のコロナ前比の変化いついても紹介しておきましょう.インフレだ,インフレだっていいますが……今次の物価上昇は明確にエネルギー価格と一部食料品価格の上昇によるもの.こう考えると対策もまた絞ら得てくるんじゃないですかね?

 ちなみに「交通・通信」がマイナスなのはこの大分類に「携帯電話料金(▲34.9%)」が含まれているからです.菅総理の肝いりで始まった携帯電話料金引き下げが2020年4月に実施されており,コロナ前と比較するとここだけとびぬけて低い値になります.ちなみに携帯料金以外(交通費等)は燃料価格の影響もあり上昇しています.
 また,教育については授業料(▲14.9%)の影響です.消費者物価指数は「実際に家計が負担した額」を基準に「価格」ととらえます.そのため,コロナ関連での授業料減免があるとデータ上は「授業料が安くなった」と記録されることになるのです.

 見ていただければわかるように,上昇が目立つのはなんといっても「光熱」でしょう.そこで,光熱費とガソリン(大分類では「交通・通信」)についてその品目別のデータも示しておきましょう.

 ガソリン代が注目されることが多いですが,電気・ガス代も同じくらい上昇しています(灯油は需要の多い季節ではないのでこの数字だけでは判断できない).

 月恒例(?)の消費者物価動向レポート……学期末などがかさなって速報できなかったので本日はちょっと変化球でお話させていただきました.

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