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子曰く、ナドゥは殺す。

子曰く、己の欲せざるところ、人に施すなかれ

論語

2024年9月24日0時、統率者戦の禁止推奨リストに新たな死者が4名記された。髪を脂でグリースしたオタクが絶頂しながらマナをひり出していた、EDHを象徴するカード群が現世との境界たるベールを潜り「死」と同じ町内会に会費を納めることとなった。

「死」の隣に鎮座する孔子曰く、性相い近し、習い相い遠し、しかしナドゥ変わらず。
ピクシヴで己を研鑽し、数億の生命を鏖殺するオタクがマナとドローを繰り返して射精するために産まれた有翼の鳥人は度々各人2回までの射精を許すオナニー会場を開催しては自身も射精していたのだった。一、二、射精。二、二、射精。
孔子曰く、過ぎたるは猶及ばざるが如し。卓で繋がった面子と自慰を繰り返すオタクとの間には障壁が立ち塞がり、オタク本人の殺害こそが唯一の対話だった。

マナを生み出す上で2ターン目に5マナを生み出せるかはよく分からん団体の基準であった。中庸たれが今月の標語であり、到達点であるタッサの信託者はエキサイティングなカードであった。太陽の指輪がエキサイティングなカードである限り、統率者戦にはエキサイティングと射精が織り成す快楽と粘膜の露出の後に神仏のような心で対戦を終えるタッサの信託者が必要なのである。

一方、宝石の睡蓮からガラス細工の花へと価値を落としたJeweled Lotusにもデス町内会の回覧板は回ってきた。シャチハタを押印して町内会員に回す一連の所作を生活に組み込むのは訳がなかった。初めから終の故郷として設定された土地をよく分からん団体に放逐された宝石の睡蓮に未来は無く、時間も有り余っていた。睡蓮が入浴前に己にブラックライトを当てる日々ももう来ない。

睡蓮が空虚な日々を送る中、流石の珍棒擦りの達人たるオタクにとっても有色3マナの絶頂は変え難いものであった。

変え難いものである故に、オタク同士の醜い争いも起こった。3マナ使って射精。「持たざる者」へ生命の水をかける。持たざる者は徒党を組み集団オナニーで対抗する水掛け論が各地で勃発。しかし、宝石の睡蓮から生み出す絶頂は互いへの慰めによる絶頂を遥かに超えた「生」のエネルギーを孕む射精であった故に「持たざる者」にレスバでの論破以外に本当の勝利は無かった。

「持たざる者」は睡蓮への羨望を己を律するために、あるいは転じて他者を律するために使った。
孔子曰く、己の欲せざるところ、人に施すなかれ。
睡蓮を使われたくなくば、睡蓮を使うな。殺せ。
「持たざる者」は叶わぬマナ生成での射精を、マナ生成を律した己で代替し射精していた。睡蓮を使わないことでの射精、ドライオナニーを完成させた。

孔子の教えを初めて論じたのは魔力の墓所を持たざる者であった。つまり、同じオタクであった。

ところで、魔力の墓所を使うオタクの射精は濃く、1ターンの所作も濃密であった。太陽の指輪と同等に。よって有翼の叡智、ナドゥは禁止となったのだ。
ナドゥはモダンに幸あれ、と送り出された神の御使いであったが現地の民に嬲られ磔の刑となった。孔子は彼に石を投げ、モダンを追放しレガシーへ幽閉した。子曰く、ナドゥシコは許さず。孔子はむしろナドゥで絶頂するオタクこそ殺すべきと拳を握ったが、オタクを惑わすナドゥをこそ邪の者として神仏の誅伐の代行を行った。

しかし、孔子が石を投げると続けて投げる者が現れた。そして瞬く間にナドゥは統率者戦も禁止となった。それが今なのである。

ここで全く触れていなかった波止場の恐喝者についてだが、彼は赤を握る理由の大部分を占めていた。オタクがピクシヴで射精できるかどうかではなく、赤が赤であるために必要なものだった。よく分からん団体はこのゴブリンが齎す大絶頂への前触れを珍棒を握り潰すことで回避を図った。彼はエキサイティングでは無かったのだ。統率者戦というGUNの抜き合いで、一つずつ置物を数えるオタクの数字の宣言と吐息で絶頂してしまうアクシデントを何よりも恐れているのだ。一、二、三、射精。俺は五つ、射精。四、射精。なので十五、大射精。
赤の明日はどこか。

統率者戦は太陽の指輪を最もエキサイティングに使えるフォーマットである。しかし、その太陽の指輪相当のカードを複数枚使える状態は射精を管理する団体にはよく映らなかったようだ。
しかし、波止場の恐喝者やナドゥはともかく睡蓮とマナクリは使ったプレイヤーが勝つとは言い難い。マナクリで得たリードを守れるのはマナクリの力ではなく、近年のカード群の力が顕著なだけである。
マナクリ使用に角を立てる「持たざる者」など少数派であり、持っていなかろうと他者にヘイトを向けるような場面は少ない。またゲームを早期に終わらせる要素を孕むのは絶頂を促すマナクリではなく、ゲームを終わらせるカードが存外に低コスト故である。

よって、子曰く、タッサの信託者は禁止である。

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