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【イベントレポート】クラフトフェアまつもと2022


こんにちは!iichiスタッフの小池です。 5月28日〜29日の二日間、美しい山々に囲まれた自然豊かな松本へ、iichiスタッフ一同で行ってきました!今年で11周年を迎えるiichi誕生の地でもある、国内最大級とも言われるクラフトイベント「クラフトフェアまつもと」についてレポートしたいと思います。


ークラフトフェアまつもとについて

古くから木工、染織をはじめ様々な工芸品が盛んに作られ、工芸に深く関わりを持つ長野県松本市。毎年5月を工芸月間として、市内を中心に約40会場で工芸の企画展が開かれています。その中でも5月の最終週の土日にあがたの森公園で開催される「クラフトフェアまつもと」。国内のクラフトフェアの草分け的存在であり、1985年に始まって以来、38年間に渡り松本クラフト推進協会により毎年継続しているイベントです。3年ぶりに開催できた今年、選び抜かれた205組の作り手と、この日を心待ちにしていたクラフトファンがあがたの森に集まりました。

ー会場内の様子

雄大な山々に囲まれたあがたの森公園。今年は二日間とも夏日のように快晴でした!会場内は多くの人々で賑わい、行き交う人の目線の先には個性豊かな作品がずらり。作り手さんと楽しそうに話をしたり、作品を手に取りじっくりと選んだりと、訪れた人それぞれが特別な時間を過ごしていたようでした。


ー作り手さん紹介

クラフトフェアまつもと2022では、iichiをご活用いただいている作り手の皆さんにお会いすることができました。実際に触れて感じてきたことを会場の雰囲気と共にご紹介します!

kino workshopさん

住居兼工房のある飛騨地域の木を使用し作品を制作するkino workshopさん。同じ作品でも木目によって表情が様々で、自然が生み出した美しい木工の姿を肌で感じることができました。何よりも驚いたのは、大きく力強い作家さんの手。長年向き合ってきた木との時間を語っているようで思わず見惚れてしまいました。

大橋睦さん

太陽の日差しを浴びながら凛とした雰囲気を放つ大橋睦さんの器。実際に手にしてみると、土本来の質感をダイレクトに感じ、土味の風合いを知ることができました。シンプルながら温かみのある作品はどんなシーンにも合い、暮らしの楽しみを広げてくれそうです。

cimicuriさん

木陰の道を歩いていると目に入ったのは、色鮮やかなワンピースやシャツの数々。八ヶ岳の井戸水を使って草木染めをされているcimicuriさんの作品が輝いていました。美しい色の濃淡について、その時々の水の出方によって色合いが違ってくるのだと直接お話しを伺うことができました。何色にしようかと真剣に吟味するお客さんで賑わっていました。

花塚 光弘さん

何か物語が始まりそうな予感、そんな雰囲気を感じる花塚光弘さんの作品。実際に見ると手のひらサイズほどの小さな作品もあり、可愛らしさに溢れていました。木を切り抜き、色違いの木をパズルのようにはめ込んでから、好きなカタチへ削っていくとのこと。お部屋の片隅に、自分だけの小さな世界を作りたくなりました。

matsewさん

帆布や革を使い、バッグや小物を制作しているmatsewさん。コンパクトながら使い勝手の良さそうなお財布や、丸みを帯びた柔らかな風合いのポシェットに直接触れさせていただきました。画面で見る以上に美しい革の風合いが際立つデザインと、滑らかな質感にうっとり…。

COOBAさん

今年初めての出展となったCOOBAさん。行き交う人々の視線を集めていたのは、木の素材そのものの色合いを活かしたクマやライチョウのオブジェや、小鳥のバードコール(鳥笛)です。バードコールは頭を回転させると中に入っているボルトと木の摩擦でキュキュキュと鳥の鳴き声のような音が。周囲にいた人達が興味津々な様子でブースを覗いていました。

HANDWORK STILLAさん

たくさんの人で賑わっていたHANDWORK STILLAさん。ディスプレイに並べられたアクセサリーはまるで本物の花や実がキラキラと輝いてるようでした。お客さんと楽しそうに会話をしながら一緒に作品を選ぶ、作り手さんのあたたかな人柄が見えるブースでした。


他にもお話を伺うことができた作り手さんたち。お忙しい中、撮影させていただいた写真を一部ご紹介いたします!


兒島佳祐さん

Sawori worksさん

キチジツさん

キグミデザイン&クラフトさん

シルバーアクセサリーchieruさん

works ICCOさん

紙束さん

toyaさん

二日目が終わる瞬間まで大盛況だったクラフトフェアまつもと2022。人の手によって作られたものが、誰かの暮らしの一部となり、人と人が繋がっていく。そんな当たり前のようでいて、とても大切なことに改めて気付かされた貴重な二日間でした。世代や地域などの枠を超え、あたたかな出会いの場所となるクラフトフェアまつもと。来年はどんな出会いがあるのか、またあがたの森を訪れる日を心から楽しみにしています。お時間をいただいた作り手の皆さま、ありがとうございました!


おまけ iichiスタッフのお土産

後日、iichiスタッフが買ったものを持ち寄ってみました。日本の民藝品なのに北欧を感じる絵柄に惹かれて、木の彫り跡が綺麗で、お花を活けても素敵そう…とそれぞれ自分のお気に入りをしっかり見つけてきました。これからどう暮らしの中に溶け込んでいくのか、日々新たな発見を見つけていきたいと思います。

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