Ihiro Hayami

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Ihiro Hayami

Founder / Director, T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO (TOKYO INT'L PHOTO FEST) 前PHaT PHOTO編集長。「写真家の為のキャリア構築戦略講座」無料メルマガを毎週配信中。https://bit.ly/2NBtpkJ

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  • 作家のための「キャリア構築」戦略 

    誰もが写真を撮る時代に、どうやって自分の作品を世に出すか?作品制作を志す人のための講座を文章化していきます。 国内、海外、異なるマーケットで、これからキャリアを形成したい人に向けて書いていきます。

最近の記事

#005 「場所を選ぶ」事がいかにキャリアに影響を与えるか

場所を選ぶという事について このnoteは「作家の為の戦略論」を伝えていく事を目的にしているわけですが、ある意味作家というのは、起業家と同じようなところがあります。例えば、自分以外に雇い主はおらず、全て自分の行動で、切り開く必要があります。 起業家のインキュベーションプログラムで知られる『東京大学 FOUND X』でディレクターを務める馬田隆明さんの著書『成功する起業家は居場所を選ぶ』に、とても興味深い研究データが掲載されていたので引用します。 同著によれば、「1980

    • #004【レビューで成功する写真家は、いかに戦略的に動いているのか?】

      前回の記事ではポートフォリオレビューの目的について書きました。今回は、いよいよ最初のコンタンクトから次に繋げていく方法をCASE STUDYと合わせてお伝えしていきます。よろしければ最後までお付き合いください。 レビュアーにレビューのお礼メールは送った。で、そのあとどうする? ポートフォリオレビューに呼ばれるレベルのレビュアーは、業界の中である程度のポジションにいます。理由もなく、むやみやたらに連絡をするわけにもいきません。レビュー後に御礼のメールを送っても、返信があった

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      • #03: ポートフォリオレビューを受ける前に知っておいて欲しい事

        今回はポートフォリオレビューについて書いていきます。まずは、ポートフォリオレビューとは何か?という点からおさらいしましょう。 日本でも、様々なレベルのポートフォリオレビューがありますが、大きいものとしては「Kyotographie」、「IMA STEP OUT」、そして「T3 Photo Festival」の3つだと思います。 海外では、ヒューストンのフォトフェストやアルルなどが有名ですね。これらは全て有料です。 一方で、無料のものにはどんなものがあるのでしょうか?

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        • #02: 海外コンペを選ぶために知っておくべき3つのこと

          前回の投稿では、2つのキーワード「どう差別化するか?」「いかに出会うか?」が大切だという話から、「差別化」には「3W2H」が必要だ!という話をしました。(読まれていない方は、こちらをご覧ください) ここから先は「3W2H」が頭に入っている前提で、一般的に自分の作品を知ってもらうスタンダードな方法として、以下の3つの方法をあげ、そのことについて順番に書いていきます。 1.持ち込みが出来る人と出来ない人まずは、1つ目の持ち込みついて。 日本の雑誌社では、この持ち込みという方

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        #005 「場所を選ぶ」事がいかにキャリアに影響を与えるか

        マガジン

        • 作家のための「キャリア構築」戦略 
          6本

        記事

          #01:【どう差別化し、いかに出会うか?】

          前回のnoteでは、作品をいかに外に出していくか?を考える上で2つのキーワードがある、というところまででした。 その2つのキーワードとは 【1】どう差別化するか? そして 【2】いかに出会うか? です。 早速、1つ目の「差別化」という概念からスタートしましょう。その為に、少しだけ「ブランド」について考えてみます。 写真家にとっての「ブランド」とは?

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          #01:【どう差別化し、いかに出会うか?】

          #0: 知られなければ、存在しないと同じ

          はじめに こんにちは。速水惟広です。初めてのnote投稿となります。 このnoteをスタートしたきっかけは、「作家としていかにキャリアを構築していけばいいのか?」という事に関する情報が、少ないという事に気が付かされたことです。 これまで、フェスティバル運営、雑誌編集長、大学・専門学校での講義、ワンオンワンやワークショップ、共同プロジェクトの運営などを通じて作家をサポートした経験から、様々な情報を発信していきたいと思います。 今回は「第0号」です。 【「知られなけれ

          #0: 知られなければ、存在しないと同じ