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「命を掛けてコミットできるテーマ」を見つけたとき、マーケティングが始まる。

イケハヤです。

「マーケティングを勉強したい」という方は多いと思います。

実際、そういうモチベーションで、SNSマーケとか、セールスライティングを学ぶ人って多いですよね。

が、これはちょっとした罠がありまして……。

これらは「手段」であって、それより先に固めるべきことがあるのですよね。

タイトルにも書いたとおり

「命を掛けてコミットできるテーマ」

を見つけることで、マーケティングという回路がはじめて起動する、とぼくは考えています。

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先日、「おにぎりこんが」という飲食店を展開する、合田さん @onigiri_konga という経営者と対談する機会がありました。

(日経トレンディでもヒット商品に挙げられている、人気の専門店です)

30分ほどの対談でしたが、非常に刺激的で、マーケティングについての理解も深めることができました。あらためて感謝です!

多くの人は、マーケティングというと「SNSで拡散する」とか「話題を作る」といった、既存の商品やサービスを広める手法を思い浮かべるかもしれません。

たしかに、マーケティングの実務的ではそういった活動が中心です。

そして、それらの手法も非常に重要であることは間違いありません。

でも、マーケティングの始まりは、もっと根本的なところにあるんですよね。

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シンプルにいえば、「何をやるか」を決めることです。

もっといえば、「命を掛けてコミットできるテーマ」を見つけることなんです。

合田さんの場合は、これが「おにぎり」なわけです。

こうしたテーマは、各人が独自に発見し、個人的な体験から、確信を持つべきものです。

他人から教えてもらえるものではなく、誰からなんと言われようと「私はそう思うから、そうする」という純粋な動機です。

合田さんの言葉からは「おにぎり」への揺るぎない確信が見えました。

そして、その圧倒的な確信は、小手先のマーケティング手法よりも、格段に強力な効果をブランドにもたらします。

実際、ぼくは彼のおにぎりへの情熱、愛に触れて、すっかりおにぎりが好きになってしまいました(単純ですw)

「おにぎりこんが」は、

・赤坂Bizタワー
・羽田空港国際線ターミナル
・蒲田

に店舗があるので、ぜひぜひ立ち寄った際は食べてみてください!

ぼくも東京出張の機会に伺わせていただきます!いずれは高知県にも出店を!!

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「命を掛けてコミットできるテーマ」を見つけること、発信することは、マーケターにとって極めて重要です。

その「熱」はSNSなどを通して伝播し、長い旅を共に進んでくれる仲間を集めます。

そうした仲間の存在は、瞬間的に効果を失うSNSバズなんかよりも格段に重要です。

ぼく自身は、いわずもがな、3年前に立ち上げたキャラクター事業である「クリプトニンジャ」に命を掛けています。

実は、このキャラクターはちょっと……いや、かなり特殊です。

というのも、クリプトニンジャは

「ガイドラインの範囲であれば、誰でも自由に、無許可で商用利用できる」

という超特殊なIPなのです。

もちろん?ライセンスフィーも掛かりません。売り上げはすべて持っていってOKです。

実際、これまでも数多くのクリエイター、あるいは企業が、いい意味で勝手にクリプトニンジャを使ってくれました。

原作者であるぼくですら「こんなグッズ作って売ってる人がいたのか!」と驚くことがあるくらいですw

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なんでこんなことをしているかと問われたら、「資本主義のアップデート」を試したいんですよね。

クリプトニンジャは、誰もが自由に利用できる、公園のような、「パブリック」なものを指向しています。

従来的な資本主義はパブリックなものではなく、プライベートな性質(私有財産制)を重視しています。

資本主義社会において「キャラクター」は、一般に「私有財産」です。

どんなキャラクターでも、それを勝手に使って商売したら、普通に捕まります。

でも、クリプトニンジャのように、「公共財」である道があってもいいと思うんですよね。

さまざまな財が公共化していくことで、資本主義がもたらす負の影響を緩和できるのではないか、と考えています。

……と、難しい話をしてしまいましたが、要するに、ぼくはクリプトニンジャに命を掛けている、ということです。

ぼくは38歳ですが、死ぬまで、このクリプトニンジャを育てることになることも確信しています。

ぼくが死んだあとは、みなさんいい感じによろしくです!

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マーケティングで大切なのは「死ぬまでやり続けるぞ」と、心の底から思えるものを見つけられるかどうか、です。

壮大にいえば、

「この短い人生を消費して、自分はいったいどんな社会を創りたいのか」

という問いに向き合うことから、マーケティングは始まるのです。

無論、これを見つけるのは簡単なことじゃありません。

だから、マーケティングって簡単じゃないんですよね……w

「確信」を持って取り組めるテーマがあれば、マーケティングの細かいテクニックは後からついてきます。

というか、そういう確信がないと、どんなに小手先のテクニックを駆使しても、たいした成果は出ないし、人を巻き込むこともできません。

マーケティングは、テクニックから始まるものではありません。

マーケティングを学びたいと考えている方は、ぜひ「あなたの命を何に燃やすのか」という観点から考えてみてください。

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