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スポーツ選手として地域を盛り上げたい奮闘記

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沢山の人たちに応援されてローカルプロ選手やってる僕から見えた地域創生×スポーツという仕事と可能性
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#スポーツ

3-5 関係人口デザインこそが地方創生を成功に導く。東かがわ編 【地方×スポーツ大全】

3-5 関係人口デザインこそが地方創生を成功に導く。東かがわ編 【地方×スポーツ大全】

 「じゃあ銀治くんは小豆島にずっといれるの?」

この言葉を何度も何度も言われた。

失礼を承知で言う「ずっといれるかなんてわかるわけねーだろ」

事業アドバイス求められたので、こうしたらいいですね、こんな人を紹介できます、もちろんできることはやりますよー、って一緒に途中まで進めたら最終的に
誰がPM(プロジェクトマネージャー)するんですか、リスク取ってリーダーするんですか、だれが回していくんです

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3-3 スポーツクラブを使って社会課題を解決するのが論理的に正しい理由 『教育編』【地域×スポーツ大全】

3-3 スポーツクラブを使って社会課題を解決するのが論理的に正しい理由 『教育編』【地域×スポーツ大全】

スポーツ庁が2025年までに部活を先生じゃなくて、地域クラブに移行する!と言った。素晴らしい!これを見ていく。

スポーツの立ち位置スポーツとは何だ と言われたならば、教育だ!と返す刀に答えるものもいるだろう。

それから2015年のスポーツ庁が出来上がるまで、体育は文部科学省の管轄で戦後の体育学が蔓延っていた。軍隊教育として考えるだけで恐ろしいし、私も中学の部活の顧問はバレーボール出身でバスケの

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3-2 スポーツクラブを使って社会課題を解決するのが論理的に正しい理由 『行政編』【地域×スポーツ大全】

3-2 スポーツクラブを使って社会課題を解決するのが論理的に正しい理由 『行政編』【地域×スポーツ大全】

スポーツでCSVするにあたって四つの側面から見ていく。
 
社会性 教育性 行政性 地域性

まずは社会性から。

SDGsとスポーツSDGsとは、平たく言うと行政である。
まあルールメイキングが欧州というのは一旦置いておこう。

地域をまとめる行政がある。そして鹿島アントラーズの鹿島とは地名であり、地名を代表して戦い、ホーム戦では2万人が集まり、2万人がお金を落としにくる。
行政とIT企業と連携

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3-1 スポーツクラブを使って社会課題を解決するのが論理的に正しい理由 『社会学編』【地域×スポーツ大全】

3-1 スポーツクラブを使って社会課題を解決するのが論理的に正しい理由 『社会学編』【地域×スポーツ大全】

スポーツでCSVするにあたって四つの側面から見ていく。
 
社会性 教育性 行政性 地域性

まずは社会性から。

「スポーツなんて一生やんねえ」

かつてドリームジョブとも言われたスポーツ業界だが、一歩外に出てみるとこのような声は意外とよく聞くものだ。

なぜなら「牛乳残しちゃダメ!」みたいなステレオタイプで一方的な学校教育により、運動が苦手だった人にも強制的な体育という運動を強いていたからであ

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2-5 30兆の市場 スポーツツーリズムとしての地方創生【地域×スポーツ大全】

2-5 30兆の市場 スポーツツーリズムとしての地方創生【地域×スポーツ大全】

小豆島にいる時分に、振り返ってみると錚々たる事業家さんや著名人に会っていた。
もともとは東京での知り合い、ただ東京にいるともう何年も会っていないような人と小豆島で再開する。

本当に毎月のように沢山の素敵な自営業者をアテンドをしていた。
観光地パワーである。

旅行×エンタメこのギンジの部分がスポーツなどになる。
嵐(ジャニーズ)のライブを一度すると地域に落ちる金は約2億円になるらしい。

5万人

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2-4 ローカルで文脈を紡いでー ピア経済とは【地域×スポーツ大全】

心の底から応援してくれた彼らの声を絶対に忘れない。

ホーム開催で泣きながら応援してくれた観客席を感じてあれは普段から関わっていて顔の知ってる人たち30人ほど(情勢で制限付き)の人数だったがハッキリと覚えている。

こんなにも応援の力というのは強いのかというのを肌感覚で知ってしまった。

僕(ら)の挑戦が人の心を打てるなら、誰かの明日の活力になるのなら、子どもの夢になるのなら、いつまでだって挑戦者

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2-1 地方創生にはローカルロークオリティ 【地域×スポーツ大全】

2-1 地方創生にはローカルロークオリティ 【地域×スポーツ大全】

行く前のステートメントなどはこちらに置いてきたので、次はその内容と本質を語ろう。

日本の一番の問題点は少子高齢化でも生産性の低さでも無く、孤独 であり、スポーティーなサードプレイスがそのソリューションであるということをなんと13000字ほどでコンパクトにコンパクトにまとめたものだ。

小豆島STONESとは小豆島STONESとはローカルプロという概念で、地方創生×スポーツ にかなり有効打を打てる

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1-4 チームコンセプトを保全し、地域に残り続けるという意義について  【地域×スポーツ大全】

1-4 チームコンセプトを保全し、地域に残り続けるという意義について 【地域×スポーツ大全】

バスケ界のボトムアップには老若男女を関係なく、とにかく競技人口を増やすことが大事だ。

時を超えてカルチャーを通貫する
20期卒業生、37期卒業生、OBというのは時を超えてカルチャーを通貫する。

余程のCharismを持たぬ限り、目的目標だけでは多数の人は束ねられない。システムと仕組みというのはカルチャーがあってのものなのだ。

母校の理念は自由と責任

そのカルチャーづくりを母校から引用して

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1-3 青春とサルトルと大事MANブラザーズ 【地域×スポーツ大全】

1-3 青春とサルトルと大事MANブラザーズ 【地域×スポーツ大全】

スポーツコミュニティと人間関係のセーフティネットについて

大事MANブラザーズは言った。

負けないこと投げ出さないことngdsnkts、、、
じゃなくて

フランスの哲学者ジャンポールサルトルの実存論に深く言及するそれが大事の歌詞については過去に述べたので、耳たぶの柔らかさについて考えるくらい暇のある時分に見ていただきたいと思う。
安定しているから挑戦できるのだ。

サードプレイスについても過

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1-2 価値とは文脈であり、スパンである。 【地域×スポーツ大全】

1-2 価値とは文脈であり、スパンである。 【地域×スポーツ大全】

絶妙によくわからない親近感が生まれるように、人は少しでも共通点が多いと身近に感じ、はじめてフレンドリーサークルの境界線の中に容易に入れるらしい。

ここでは
学生時代の甘酸っぱい点のアイデンティティ 、と
ロングスパンでみた線のサードプレイス
とのあったかい関係を探りながら、そのエコシステムの動脈と静脈をスポーツコミュニティがいかに賄うことができるかというテーマで送りたい。

種の存続という価値に

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1-1 アイデンティティとは記憶  【地域×スポーツ大全】

1-1 アイデンティティとは記憶 【地域×スポーツ大全】

バスケを通じて学んだことシリーーーーズ!

費用対効果で見た地域文化のマツリゴト僕が所属していた地域クラブチームでは、よく若者チームとシニアチームが連携しながら、商工会とお祭りを催していた。

ただ当時は仕事と経済活動で数字を出すことが是と思っていた生え抜き東京都民の僕は、「地元の祭りのお手伝いなんてやってどうなんのさ、、、しかも無償などマッコトクダラナイ」と、どこかで思いながら適当に参加可否報告

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はじめに バスケ始めて20年になりました。引退後のそれから 【地域×スポーツ大全】

はじめに バスケ始めて20年になりました。引退後のそれから 【地域×スポーツ大全】

選手を引退し、落ち着いたころに書きたいと思っていた。

節目だ。
長いようで短かった僕のバスケ人生を綴りながら、

地域×スポーツ

の大枠の中で

これからの日本とグローバルに求められるもの と、
バスケ界に求められるもの

を名もなきバスケプレーヤーが語ろうと思う。

7月は毎日note更新しちゃうからね!

昔から人一倍”考える”のが好きだった。
なぜスポーツをするのか、なぜ勉強するのか、な

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Vol4,わたしが直近でスポーツを使ってやりてえこと


わたしが直近でスポーツを使ってやりてえこと

「はいじゃあみんなでイキイキ体操しましょー!
せーの ぐー!パー!ぐー!パー!」

一回落ち着け。マジで。

楽しかったころを回想しながら話をすると、脳への血流が増える回想法という介護療法、研究データがある。

50年代のレコード流れる喫茶店、60年代のみんなで議論をした空き地、など過去の原風景を仮想現実で忠実に再現し、それをVRで体感したらどうなる

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