マガジンのカバー画像

もっと知りたい世界の森林最前線

22
世界の持続可能性を考える上で、気候変動の緩和や適応、生物多様性や地域社会の生計の維持に重要な役割を果たす森林の重要性への認識が広がりつつあります。「もっと知りたい世界の森林最前線… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

『なぜ今、管轄レベルのREDD+クレジットが求められるのか。今後の見通しは?』

ウェビナー「森林カーボンクレジットの動向:管轄REDD+とは何か?」フォローアップ その2 先…

『管轄レベルのREDD+とは?プロジェクトレベルのREDD+との大きな3つの違い』

ウェビナー「森林カーボンクレジットの動向:管轄REDD+とは何か?」フォローアップ その1 先…

企業の持続可能性に対する説明責任の手法として主流化しているデューデリジェンス

最近、サプライチェーンのデューデリジェンス、人権デューデリジェンスなど、「デューデリジェ…

「森林宣言評価」日本語翻訳版を公開しました

2022年10月にForest Declaration Assessment Partnersにより公表された “Forest Declaration …

COP27開幕:新たに「森林と気候リーダーズ・パートナーシップ」立ち上げ!

11月6日より、エジプトのシャルム・エル・シェイクにて、COP27が開幕しました。森林や自然生態…

「森林宣言進捗評価」企業が注目すべき課題とポイント

10月24日、Forest Declaration Platformが、2030年までの森林減少・劣化防止に向けた進捗評価…

なぜ企業の「森林減少ゼロ」目標は2025年なのか?

先月末、科学に基づく目標設定のためのイニシアティブ(SBT)のもと、森林・土地・農業(FLAG : Forest, Land, and Agriculture)セクター向けのFLAGガイダンスが最終化され、いよいよ本格始動することとなりました。 同ガイダンスの注目すべき点のひとつである他セクターからの独立性、すなわち化石燃料使用由来の排出削減を、森林由来の排出削減量や吸収量でオフセットすることはできないことは、以下の記事でも解説しました。 今回はもうひとつの注目すべき点で

完璧さよりも目を向けたい、森林クレジットのベネフィット

森林カーボンクレジットは「張りぼて」? 昨年12月14日の日本経済新聞第1面に『張りぼての脱…

森林クレジットを安心して活用するために今、企業は何ができるのか?

現在、多くの企業が、森林等の自然に基づく解決策(NBS:Nature-based Solutions)から創出さ…

動画でおさらい、森林保全と農・食のサプライチェーン

6月29日(水)に、月刊『事業構想』との共催ウェビナー「脱炭素ビジネスアップデート・『つな…

企業の森林減少ゼロ目標達成は、2025年までに!

昨日、2022年6月22日は、世界熱帯雨林デー(World Rainforest Day)でした。これにちなんで、企…

活況を帯びる森林クレジット、背景と展望

森林クレジット価格は急上昇 2022年5月、世界銀行による報告書「State and Trends of Carbon P…

企業必読、熱帯林クレジットの十全性ガイド

森林カーボンクレジットは実用段階へ 企業の脱炭素の取り組みが進む中で、森林カーボンクレジ…

土壌炭素変化量の算定:データ精度改善と同じくらい重要なこと

先進国ではほぼすべての国が把握できているのに、開発途上国では3割程度しか把握できていないものは何でしょうか? 答えは、国当たりの土壌炭素変化量です。土壌炭素変化量は、各国が国連に提出する国の総排出量を取りまとめた国家温室効果ガス(GHG)インベントリに含まれていますが、残念ながら推計、報告できる国が限られているのが現状です。今月、国連食糧農業機関(FAO)と、私たち地球環境戦略研究機関(IGES)による共同調査報告書が発表されました。調査には世界80か国のGHGインベントリ