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建築家と設計士

たぶん多くの人は「同じでしょ」と思われるでしょう、この二つの言葉。
僕から言わせれば全然違います。おまけに自称建築家なんて人たちもいるくらいだからなおさらややこしい。だけど、それが世の中に認知されていないから「設計料が高い」とか、「全然真摯に考えてくれない」とか言われたりして建築家によくないイメージがついているんじゃないかと最近よく思います。だからその違いみたいのを書いてみようと思います。

建築家って聞くと「安藤忠雄」とか、「隈研吾」とか超有名な、所謂巨匠建築家と呼ばれる人をイメージするかもしれません。だけど設計を生業としていれば建築家なのです。だけどこうした建築家と呼ばれるプロフェッショナルな人たちと設計士は月と鼈くらいの違いがあります。

建築家と設計士の違い
設計士は要望通りのプランをつくるけれど、要望通りにつくるだけなのでそれ以上のものにはなりません。
建築家は言葉にできない要望までくみ取り、時に斬新なアイディアでオリジナルのプランをつくります。だから提案されるプランもまるで違うものになるはずです。

設計士は見た目だけのデザインをするけれど
建築家のデザインにはすべて意味や、思想や、クライアントへの思いがあります。クライアントのため、その敷地のポテンシャルを引き出すため、予算、つくりかた、将来計画。。。多岐にわたる要望をとりまとめ、どんなに奇抜でも、どんなに普通でも、建築家はなぜそれが一番なのかそれをきちんと考えています。時に住みにくく見えるときもあるでしょう。そりゃそうです。その家はそのクライアントのためだけに設えた家だから。

設計士は暮らしやすさを忘れ、なんとなく設計をしているけれど
建築家は真の意味で暮らしやすい、クライアントに寄り添う家を設計します。よくハウスメーカーの間取りをもってきてアドバイスしてほしいと言われます。まさしくこの状況がすべてを物語っていますよね。
そのクライアントを見ないで設計しているから、決められた標準が快適だって思いこんでいるのです。でも、人は身長も体重もみんなちがう。椅子に座ってご飯を食べる人もいれば床に座って食べる人もいる。湯船につかる人やシャワーだけの人。ベッドで寝る人、布団を敷く人。
みんな生活の仕方が違うのだから、暮らし方も、家も違うはずなのです。
みんな同じような家になんとなく住んでいる状況がものすごく異常だと思うのです。だから建築家は時にご自宅に伺って、とりとめもないお話をしたり、住まわれ方を見せてもらったり・・・どうしたらクライアントの生活がよりよくなるか考え続けています。

でも建築家の家は高価そうで頼めない?
ここまで読んでいただいたらなんとなくわかっていただけるかもしれませんが、これは間違いです。もちろん現実的にどうしようもない場合もありますが、材料やつくり方まで、可能な限り予算内でできる方法を考えます。

建築家に相談することで、本当に家に求めているものが整理されてくるし、自分が意識していない暮らし方や住まい方の気づきみたいなものが発見できることもあります。新しい生活に向けて、一度これまでの暮らし方を見返し整理する機会にもなるのです。

話を聞いてもらうだけでも大丈夫。
さ、一度相談に行ってみましょう。
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