世紀の中発見

2021年9月7日 22:55

人間にとって大切なものとは何でしょうか。愛?お金?
んなわけない。重心にきまってますよね?(真顔)

ご存じの方も多いでしょうが、バレエで片足で立つ時に立っている足に明らかに体重移動するのはダメな立ち方で、重心はいつだって体の中心にあってほしい。いわば、鳥居の形に積んだ積み木の片足外しておきながら、崩れてはいけないというような、物理法則に反する要求である。
そんなことができてしまうから、人体はmiracleなのですが。

そんな立ち方を探し続けていますが、今日ちょこっと味見程度に見つけてきました。
どうやら、腕、肘、手首、指の角度と、(いま適当に命名した)ミラコー重心は関連している模様です。

腿は断面にすれば円に近いわけで、左脚と右脚が一部接するけれども、いずれ、前方、後方に向かうにつれ離れていく。ミラコー重心に乗れるときは、後方に向かい離れる瞬間の位置(?)の奥のほうが垂直に働いているのを感じる。解剖学の本を参照してみるに、薄筋とか大内転筋だろうか。

面白いのは、この部分を使うためには、上肢の位置が重要そうであること。きょうは、会議室のテーブルをたたんだ状態で置いて(天板が床に対して垂直に立っている)、つかまって練習していたのだが、テーブルの真横に90度に立つのではなく、背中がテーブルに対して50度ぐらいかな、に立って左手で垂直の天板につかまると、あら不思議、何の努力もなくミラコー重心に乗れます。普段使うバーでは、いがらっしの持ち方が悪いという意見は否定できないが、肩が必要以上に水平外転してしまうのではないか。しかも、バーを握ろうとして肩は内旋、手首は内転してしまうのだろう。そうすると、数々の筋肉を通り道にして伝わっていくべき力がとぎれとぎれになってしまうんじゃないだろうか。

これに似たことは近所の食品スーパーで何度か経験したことがある。そのスーパーのカートは私の体形にジャストサイズな感じで、カートの取っ手を両手で握ってレジに並んでいると、普段はどう頑張っても実現できない安定が得られる。おそらく、上肢の位置関係により、肩甲骨が理想的な位置におさまり、背骨が安定するのじゃないか。その態勢でも微妙なずれがあるので、順番待ちの間にいろいろ探ると、視界がガッと広がる理想的なポイントが見つかることがある。見つかったからと言って再現が簡単にできるわけではない。今までで一番うまくいったときは、頭部の重心が見つかった。異様に気持ちがよかった。できることならレジに進まず、ずっとそこに立っていたかった。喜び勇んで帰宅し、(あ、この話以前どこかに書いたかもしれない、このブログだったらすみません)調べたら、中脳だか橋だか呼ばれる位置らしかった。
Noteはリンク張っていいのかどうか存じませんが、位置の確認のため「脳外科医 澤村豊のホームページ」を掲載せさせていただきます。問題があれば削除しますので、お知らせください。
https://plaza.umin.ac.jp/sawamura/anatomys/brainstem/
ちなみに、中脳や橋については次の通りに説明されています。

>中脳は,意識の中枢。第3脳神経(動眼神経),第4脳神経(滑車神経)が出ます。

>橋からは,第5脳神経(三叉神経),第6脳神経(外転神経),第7脳神経(顔面神経),第8脳>神経(前庭神経と蝸牛神経)が出ます。

なんの話でしたっけ?
楽しすぎて、なんだかよくわからなくなってきました。
寝ます。

#ダンス
#姿勢
#アライメント
#身体意識

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