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本日発売! 16冊目の本『「育ちのいい人」が使っている 添えるだけの1行文』はどうできたか? 【2】

人材教育家でメンタルトレーナー、マナー講師の井垣利英です。本日、2021年7月14日発売!! 私の16冊目の本『「育ちのいい人」が使っている 添えるだけの1行文』(PHP)ができるまでを、連続で書いています。
 前回の記事はこちら⏬ 

◆『1行文』大量の文例づくり。ブロックごとに提出

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今回の本、PHP研究所の編集担当者・前田さんから事前に出された、ずら~っと並んだ『項目』をブロックに分け、文例を提出する締め切り日が決められました。

当然、私は、この本以外にも【社員研修】個人向けの【マナー美人塾】など、ほかの仕事も同時にやっています。前田さんは、締め切り日を設定しつつも、思いやりのある人なので「井垣先生が書けるスケジュールで良いですよ」と言ってくださっていました。

しかし! そんな優しい言葉に甘えてはいけません。毎回、必ず、決められた締め切り日までに『1行文』を提出しました。締め切りを守ることは、仕事人として信頼関係を築くうえで重要です。弊社のスタッフ・蓮見も協力してくれて、一緒に作ってくれて助かりました♪

◆提出した『1行文』をもとに、「こだわり」のインタビューを受ける

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毎回、締め切り通り『1行文』を提出して、編集者・前田さんの手元にそろった段階で次の工程へ。提出した『1行文』の文例をもとに「どんな点にこだわったのか?」について、編集者・前田さんとライター・中西さんからインタビューを受けました。

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この本『「育ちのいい人」が使っている 添えるだけの1行文』(PHP)は、見開きですべて完結している、とても読みやすくて実用的な作りです。右側のページが8種類の『1行文』の文例で、左側のページが『1行文』の背景となる「こだわり」の説明が書かれています。

◆3月末でインタビューを終え、4月中に原稿がまとめられる

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何度かにわたって細かいインタビューが行われ、3月末にはすべてのインタビューが終わりました。その後、ライター・中西さんが☆インタビューをもとに書きあげた原稿を、編集者・前田さんがチェックしたり。

同時に、私とスタッフ・蓮見とで力を出し切った『1行文』の文例の候補の中から、どれを本に掲載するか? を出版社PHPで選考されたり。編集者が、表紙や本の中に使うイラストをイラストレーターさんに依頼したり・・・

4月中は、ライター・中西さんが原稿を書き進める段階で、疑問に思った点を補足で電話インタビューをしてくれました。私の知らないところで、多くの人たちが動いているのです。

本ができるまでも、本ができてから書店に並ぶまでも、一度も会わず、名前も仕事の種類も分からない人が、大勢関わってくれて本が出版できるのです。有り難いことです。

◆徹底して「ポジティブな言葉だけ」にこだわった

そうして編集者とライターさんとで完成させたゲラ(原稿を本のページに入れたもの)が、5月のゴールデンウイーク明けに私の手元へ届きました。

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共紙トビラ、イラストができていないので「作成中」で、文章だけを細かく添削していきます。

長年、私の取材をお願いしているベテランライター・中西后沙遠さんがまとめてくれる文章は、とても的確に私の言いたいことを書かれています。私がこの段階でやる仕事は、ポジティブな言葉への書き換え、私らしい言い回し、最新の私が持っている情報、表現に変えることです。

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とても細かいことですが、例えば上の写真のひと言のように。

「手紙の封を切った」も「封を開けた」も、同じ行為を表現した文章です。でも、ポジティブな言い方かどうか? という観点からすると、「切る」より「開ける」のほうが、ポジティブな感じでしょ? こんな細かい点にも、一字一句こだわっています。

◆止まることなく、すらすら読めるように「読み仮名」にこだわる

読者の方が「これはどっちの意味かな?」と止まらなくて良いように、読み仮名をつけたり、漢字をひらがなに直したりしています。

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例えばこのページ。一行目は「木々の紅葉」で、二行目は「紅葉やイチョウ」・・・となり合う二行の文章に「紅葉」という漢字が入っています。この漢字は「こうよう」とも「もみじ」とも読めて、ややこしい!!

そこで、二行目の「紅葉」は「もみじ」というひらがなにしたのです。と~っても細かいでしょ?!

◆消せるボールペン=フリクションボールペンで添削

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ちなみに私がいつも、文章チェックに使っているのは、消せるボールペン=フリクションボールペンのピンクです。フリクションが発売されるまでは、普通のボールペンと修正テープで添削をしていました。

私は何度も読み返して、その都度、書き直すこともあるのです。その結果、同じところに修正テープがどんどん重なって、いつも編集の人へ戻す際に汚い紙面になっていました(笑)画期的なフリクションボールペンの登場は、本当に助かっています。

◆まとめ。仕事=たくさんの人の力の結晶

数々の工程を経て、本日7月14日に発売を迎えたのが『「育ちのいい人」が使っている 添えるだけの1行文』(PHP)です。

一冊の本ができるまでの背景には、たくさんの人の力があります。まさに、本は『大勢の力の結晶』なのだと、お分かり頂けたと思います。

それは、直接関わった人たちだけではなく、リアルに会わなくても、打ち合わせやインタビューがオンラインで出来るZoomや、添削に使うフリクションボールペンなど・・・画期的な道具たちの力も加わっています。

それは、本に限ったことではなく、自分の目の前にあるものすべて、多くの人の力や技術が集まって成り立っているのです。

そして、この本でお伝えしている通り、どんな暑い日にも、寒い日にも、悲しい時も、少しでもポジティブな方向に目を向けることは必ずできます。

この本が、そんなあなたの着眼点を変えるきっかけになれば嬉しいです。そして、きっと、あなたの新たな道をひらく力になると思います。

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