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開店前も閉店後もお客様対応←これが学校 vol.247

本日は全国私教連の会議に参加しました。

36協定や年間変形労働時間、部活動手当、長時間労働など、私自身3,4年間学びながら少しずつ理解していくことができました。

今日もたくさんの学校からさまざまな組合としての取り組みをしているお話を聞きました。

若干は良くはなっているということは分かりますが、まだまだ課題山積。

一体、どのようにすれば解決できるのでしょうか?

仕組みを変えようとせずにマインドを変化させる

どこの学校にいる先生も勉強され、法律に則って解決策を模索しています。

そのエネルギーと献身力には頭が上がりません。

しかし、どんなに労働条件を良くしたとしても、教員のマインドが変わらなければ何も意味がないのかもしれません。

例えば部活動。

現状、ほとんどの学校で部活動労働が教員の長時間勤務の原因になってしまっています。

そこを改善しようと、部活動に対して手当をつけたり、時間制限をつけたり、外部コーチを雇ったりとしています。

しかし、部活をやりたい人はやります。

部活をやりたくない人でも、人間関係を気にして無理する人もいます。

根本的な解決にはならないのです。

やってもやっても終わらない授業準備

教員の仕事の大半を占めている授業。

この授業の時間数を減らすことも業務削減につながりますが、これも非常に難しいものになります。

授業時間数を削減すると、それは当然全員から削減することにもつながりますので、必ず人件費がさらにかかるようになります。

しかも、普段から授業が多くて忙しい、授業準備が終わらないと言っている教員からすれば、たかが数コマ授業が減ったところで負担は変わりません。

ですから、授業も部活動と同じでシステム的なコマ数を削減することも大事ですが、授業への取り組み方も考えなければいけません。

究極はコミュニケーション

そして、私が最終的に辿り着いた最も早い解決策は、教員間のコミュニケーションの増加だと考えています。

教員の仕事は増える一方で減ることがなかなかありません。

業務量が増えてしまったがために、同じ職場内でもコミュニケーションを取らなくなってきてしまっています。

確かに構造的に業務時間を減らすというのも直接的な解決策のように感じますが、先ほども書いた通り仕事を減らすのは下手でも増やすのは得意なのが教員です。

空いたスペースにはすぐに別の仕事が入り込んでしまうのです。

これは、意識していなければ尚更です。

だから、もっと根本的な業務の改善が必要です。

なぜ、この仕事は必要なのか、この仕事の意味は何なのか、どういう意図があるのか。

コミュニケーションこそ、1番の解決策なのです。

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