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#恐るべき愚痴の効果

2020年11月の3連休は私の住んでいる東京では好天に恵まれて終わろうとしています。皆さんの中でも紅葉を楽しまれた方もいらっしゃるのではないかと思います。

私の写真を撮る腕も良くないのだと思いますが、写真は”真”を写すと言いますが、なかなか美しい感動を画像を通して伝えるのは難しいなと思います。

ところで”Go To”キャンペーンなどを使ってお出かけされた方もいらっしゃると思いますが、見直しになるみたいですね。折角、これからお出かけの計画を考えている方も”ガッカリ”されいるかもしれません。

また”Go To”キャンペーンでの観光需要を期待されていた方もガッカリされている方もいるかもしれません。

三連休も思い存分楽しめた方もいれば、そうでもなく不満足だった方もいらっしゃると思います。そして明日からの仕事の再開で気持ちが重くなっている方もいるかもしれません。

私はサラリーマンをしていた時は、上司の理不尽な指示や仕事が上手くいかず、愚痴ったりため息をついたり、結構していました。

居酒屋で3時間ぐらい同僚や先輩部下と飲んでいたら、飲み会中ずっと上司の悪口なんてことありました。恥ずかしい💦でも、何故か上司の悪口のネタって不思議と飲み会盛り上がるんですよね。

そして、休日の最終日の18時頃は翌日から仕事だという事でかなりブルー入っていました。

まあそれぞれの立場でいろいろ思うところあると思いますが、不満足だとついつい愚痴ったり、ため息をついてしまう方もいらっしゃると思いますが、この愚痴、ため息、そして文句などを言語化したりするのはちょっと要注意です。

私が学んでいたカウンセリングですが、当初は職業訓練のマッチングテストや組織の適材適所へ人員配置が由来と言われています。

この人事的な内容から来談者の心理的要素を取り扱うようになったのは、アメリカの臨床心理学者カール・ロジャース(以後、ロジャース)が初めてと言われています。

今までカウンセリグに来る人は「患者」と呼ばれていましたが、ロジャースは「来談者」(クライアント」と呼ぶようになりました。そしてロジャースは来談者の悩みや課題の答えは「来談者」自身にあるという立場をとり、来談者が話したことを、「あいづち」、オウム返しのような「繰り返し」、来談者の現れている感情を言語化したり、「要約」といった技法を使うことによって、(いわゆる傾聴ですね)、カウンセラーが「来談者の話した事の内容」来談者伝えることによって、来談者は来談者自身が話していること(感じていること)を客観的に聴くことができるます。

そしてカウンセラーの言葉を通じて、来談者が自分の言葉を意識・認識することによって、来談者自身の内省化・自己理解が進み気づきを多く得て、自分自身で問題解決策・進むべき方向性が見えてくるとことです。これをちょっと乱暴で簡略化説明かもしれませんが、ロジャースが創設した「来談者中心療法」と言います。

現代ではこの「来談者中心療法」だけでは、来談者の自分自身の状態を言語化能力には差異もあり、当時よりも今の方が問題も複雑化しているので、様々な問いや心理テストを活用しカウンセリング手法、音楽療法、箱庭療法、コラージュ等といろいろ進化していると思いますので、様々な技法の根底にあるのは「傾聴」だと思います。

愚痴、ため息、悪口では自分から発する愚痴、ため息、悪口を、繰り返す人はいないものの、自分の口で言う行為と自分の耳で聴く事によって意識・認知することによって、来談者中心療法の重要な要素の重要な部分を網羅してしまっています。

つまり「ついていない」と口から発することによって、
「私はついてない・・・・」

と口で認知・認識し
「私はついていない・・・・」

と自分の声で発せられた音を自分の耳で聴き認知・認識し
「私はついていない・・・・」

と脳に伝達し、脳の中でも
「私はついていない」、「私はついていない」、「私はついていない」
と深く認識され行動もそのように変容していくわけです。

ちなみに私が好きな将棋でも、AさんとBさんが対局し観戦者やAIがAさんが優勢だと思っていても、対局当事者同士がBさんの方が優勢だと認識していた場合、不思議とBさんが優位な局面になっていくこともあります。
つまり、意識・認識はとっても大切なのです。

でも、愚痴、ため息、悪口を言わないようにと思っていても、わかっちゃいるけど止められないというのが現実かもしれません。

従って、私がおススメするのは三つです。
一つ目は、前回の「眠れていますか その2」で書いた通り、不安を吐き出すために紙などに書き出して心の中を空っぽにすることです。

二つ目は、もちろん日常生活の中で嫌なこと、不快なことやイラっとすることはあると思います。思わず口に出てしまったあと、ちょっと変人っぽいかもしれませんが、その口から出てしまったあと「ラッキー」とか「ついている」と意味もなく言ってみることです。最初は感情が揺れているので簡単ではないですが、意識して言っているうちに、反射的に言えるようになると思います。

三つめは、嫌なこと、不快なことやイラっとすることが起きた時、それによって自分に良いことを考えてみることです。

「足を踏まれた」➡怒らない➡私もこれで一つ寛容になった
「提案書類を上司に突っ返された」➡伝記に残るような偉人は常に困難を克服して偉くなっている。成功するためのチャンスだ
「お金がないのに出費がある」➡「こんなにお金がないのにこんなにお金を払える私ってすごい!」

まあ、一例ですが言葉を上手に使って脳を騙すことによって、脳がそのように動き、脳を騙し、自分が脳に騙される・・・のも如何でしょうか?

まあ、できること出来ないこと、人には合う合わないといろいろあると思うので、皆さん自身で自分に合った方法を考えてみるのは如何でしょうか?

ということで愚痴の効果は要注意です。

この三連休で今年の祝日は全て終わり、あとはカレンダー通りで年末まで駆け抜けるだけです。自分達ができる最善の方法を考え年末年始まで、出来る限りご機嫌に駆け抜けていけると良いですね。

未来志プロデューサー きむきむ
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