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IFLATsを立ち上げました。

IFLATsというイノベーションラボを小田急電鉄内に立ち上げました。

チーフプロデューサーの阪川尚です。

IFLATs(アイフラッツ)では、暮らし方、働き方、学び方、ひいては生き方に関する様々なリサーチをしながら、「個人のエンパワーメント」はどのようにすれば実現できるのか、そのために必要なソリューションを考えて、提案していきます。

粗削りでも、世に出してみて、皆さまからのフィードバックをいただいて、進化させていく。そのための実験を何度も重ねる、そんな意味を込めてラボと呼んでいます。

なぜ、このラボを会社に対して提案し、始めさせてもらうことになったのか。その理由はいくつかありますが、このタイミングでないと伝えるきっかけを失ってしまいそうな、個人的かつエモーショナルな部分を書かせていただくことにしました。

社会に対する「?」を持つ

「なぜ学校に行くの?」「どうして勉強するの?」

私は”社会の当たり前”に疑問を持つ子どもでした。

その好奇心や一般的に前提とされていることに対する「?」を持つことには変わりなく、成長の過程の中で、関心は事柄よりも「人」へと移っていきます。

思春期の最中ということもあってか、中学生の頃から心理カウンセリングや教育の分野に興味を持ち始めました。「人」への関心は、成人し、本格的に働き始め、企業で中間管理職になってからも変わりませんでした。

仕事という面では、中間管理職としてチームビルディングを考える中で、改めて個人の力を発揮してもらうために、チーム内での心理的安全性の担保、そのためのチーム内外での人と人との関係性に配慮する経験を重ねました。

プライベートでは社会人最初の10年間は異業種交流会を多数開催し、各業種に相談相手がいるほどに「人」にたくさん会いました。その中で、改めてプライベートと仕事の垣根なくむしろ融合させながら、豊かな経験を積み重ねている人たちに出会いました。20代のころに比べてペースは落としたものの、人に出会って、話し、気づくことが好きであることには変わりなく、多くの人と未来に向かって提供したい具体的なアイデアを話すことができる環境も整えられるようになりました。

そうして迎えた現在。

社会や経済の変化の振れ幅が大きくなり、変革を促すスローガンが飛び交う日々の中で、私は今こそ自分が感じる「違和感」にチャレンジしたいと強く思っています。その「違和感」に向き合いつつ、気づきました。これだけ情報テクノロジーが発達した現代でも、個人のチャレンジをサポートするサービスはまだ発展途上であることに。

そして、「個人のエンパワーメント」を目的とするIFLATsは創設するにいたりました。

終戦後まもない時代、小田急電鉄は当時の人々がよりよく生きるために必要な生活基盤を、鉄道を軸に開発・提供してきました。

時間、情報、信頼、自信…現代において個人がよりよく生きるために必要なものは何か。IFLATsは21世紀型のインフラ構築に向けて、さまざまな価値提案をしてまいります。

是非、アドバイスとご協力をください。

よろしくお願いいたします。



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