床張りDIY あるもので頑張った(夫)

「リビングの床、ひどいな」
これは率直な感想。
ワンコのためにリビングにコルクマットをひき詰めた。
表面のコルクは１年ではがれ、歩くと毎日足裏につく。
洗濯してもコルク屑。
お布団にいってもコルク屑。
客人にはスリッパをはいてもらわねば中に通せない。

「杉板を貼りたいな」
これは私の希望。
柔らかく、足にやさしく、空気をふんだんに含んで温かい杉板。
友人宅が杉板30ｍｍの床になり、「ああ、いいな気持ちよさそう」

ネットで探し、ホームセンターに見に行った。
小売りをしてくれる製材所も見に行った。

「杉板、貼りたいな」

で、いきなり杉板がやってきた。
夫がネットオークションで「ポチッと」したら落札できてしまった。
アウトレット格安品。

ところが、足りない！
床の面積に足りない！
慌てて追加で注文しようとするが、すぐに連絡つかず他のサイトで追加。
なんとか床の面積分を手に入れる。

「さあ、貼り始めようか」（夫）

①　片づける

②　移動させる

③　使えそうなものはとっておく

④　端から貼っていく。

ところがここで問題発生！
後から追加注文した板は、表面ガザガサ、端がボロボロ、前にポチっとした板と溝が合わずそのままでは組み合わせれない！

仕方がないよね。
思わずポチッとしちゃったんだもの。
(私が買ったものだったら文句もあるだろうが、自分のポチでは愚痴は言えない)

夫、頑張る！
素人が、素人用の道具で板を切りながらはめていく。

床用のボンドを板にべっとり塗って貼り付け、ビスで留めていく。

夫の手はボンドで固く黒くなり、
夫の指はビスが当たって傷だらけ。

このボンドに蓋はない。
開けたら最後まで使い切るまでやめられない。
夫、日が暮れるまで、日が変わるまで頑張る。

次の朝、夫、また貼り始める。

やり切った！
夫、頑張った！

⑤　ワックスを塗って床貼り終了
いきなり始めてしまったから、何から何まで行き当たりばったり。
杉板の友人に「ワックス頂戴！」とおねだりして譲ってもらう。

未晒し蜜ロウワックストップページ | 有限会社小川耕太郎∞百合子社

夫、頑張った！

私は「がんばれー」とエールを送り、
切れた夫の指に絆創膏を貼り、
たまに掃除を手伝った。

夫、頑張った！

連休で床はきれいになり、夫はボロボロになった。

住みながらのＤＩＹ。
始めたら終わるまでは止められない、止まらない。

※　元々の板の上に貼っていったので、杉板の厚みは10ｍｍです。
10ｍｍですが足にやさしい、温かい感触。
杉の香りで気持ちいい床になりました。
夫、日帰り温泉に浸かってようやく復活しました、お疲れ様。
この頑張りは記録せねばと記事にしました。