電気こうたろう

詩とまんがと文章を描きます。

電気こうたろう

詩とまんがと文章を描きます。

メンバーシップに加入する

プランに加入していただくと、漫画や文章が読めます!

  • 電気こうたろうの爆発!!!

    ¥500 / 月

マガジン

  • はじめましての方に読んでほしい電気こうたろうの漫画

    特におすすめしたい漫画を集めました。

  • 小説

    小説を集めたマガジンです。

  • エッセー

    おれが書いたエッセー

ストア

  • 商品の画像

    うまれかわらない

    「幾億光年遠くなってもきみのことを想っている」 大事な猫を失ったひとが希望を掴むまでのお話です
    800円
    電気こうたろうのお店
  • 商品の画像

    MOMAKUvol.1 特集 レモン

    MOMAKUvol.1 特集 レモン 電気こうたろうが描いた架空の雑誌です 4つの大小さまざまな漫画が掲載されています テーマはすべてレモンです 2刷目です
    1,200円
    電気こうたろうのお店

記事一覧

+4

もの・ことのひゃくねん1~5

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

永遠のいのち

00:00 | 00:00

きみよ 長い命を 生き続けてくれ アンドロイドに身をやつしても 何百年と生きてくれ 振り返れば 遠い日々が終わりかけのビデオテープのように 電子の波に泳がされて消え…

7

00:00 | 00:00

ぼくがかくまった 星ひとつ からだを破いて出ておいで 朗読:今日だけのお前 演奏、詩:電気こうたろう

5

試されている

00:00 | 00:00

試されている 太陽に皮膚が反応するかどうか 知らない詩を読んですぐに眠れるかどうか おれは試されている かなしいこころの持ち主に鍵を借りにいくこと 夢から醒めない父…

7
+7

電話の主を探しに行くまんが

6
+4

Big Cat Diary

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

3

四コマ目で嘘を描くエッセイ

9

結局3日間まんが描き続けた
おれは…

6

強制的に漫画を描かない日を三日間設けて気持ちにどんな変化が起こるのか試してみよう
あとでそれをエッセイにしてもよし

7

海辺の町に逃げたふたり

10

祈りのかたち

一億の渡り鳥が飛び立つ それを撃つ 貧しい鳥打ちは思い出していた かつて家族があり 温かなスープに舌を潜らせたこと ちょうど同じ頃 肥えた老人がプールに飛び込んだ…

11

せかいのおわり

8
+3

ぼくはとっくの前から死んでるのか それとも蛹の中で形を捉えているのか

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

5
+2

朝焼けに猫はテレビで見た砕けた卵をおもう

11
+7

家の前の木の下に亡くなった猫を埋めたことがある夫婦

45
+3

エッセイ「ただ、少し思い出しただけなんだ」

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

5

永遠のいのち

電気こうたろう

00:00 | 00:00

きみよ 長い命を 生き続けてくれ
アンドロイドに身をやつしても
何百年と生きてくれ
振り返れば
遠い日々が終わりかけのビデオテープのように
電子の波に泳がされて消えていく
そこにぼくはいない
もっともっと青く
初めて意識できた夏が
通り過ぎていく
呼吸ひとつが大げさに肩を震わせて
また走り出していく

朗読:今日だけのお前
詩、演奏:電気こうたろう

電気こうたろう

00:00 | 00:00

ぼくがかくまった
星ひとつ
からだを破いて出ておいで

朗読:今日だけのお前
演奏、詩:電気こうたろう

試されている

電気こうたろう

00:00 | 00:00

試されている
太陽に皮膚が反応するかどうか
知らない詩を読んですぐに眠れるかどうか
おれは試されている
かなしいこころの持ち主に鍵を借りにいくこと
夢から醒めない父に火葬場までの道を教えること
試されている
百年と十年と一年
その間中ずっと

朗読:今日だけのお前
詩、演奏:電気こうたろう

結局3日間まんが描き続けた
おれは…

強制的に漫画を描かない日を三日間設けて気持ちにどんな変化が起こるのか試してみよう
あとでそれをエッセイにしてもよし

祈りのかたち

祈りのかたち

一億の渡り鳥が飛び立つ
それを撃つ 貧しい鳥打ちは思い出していた
かつて家族があり 温かなスープに舌を潜らせたこと

ちょうど同じ頃 肥えた老人がプールに飛び込んだ
死への恐怖を打ち払うために眠るロブスターの速度で泳ぎ続ける
賑やかな季節がやってきたのを肌で感じていた

そう、季節は夏
太陽を売ろうとセールスマンは扉をノックし続ける
男は何故か確信めいたものを持っていて
時々彼の話を真剣に聴く者も

もっとみる