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あの娘ぼくが小手面決めたらどんな顔するだろう

ちょっとしたチャンスがあり、中学校時代の通学路を30年位ぶりに再び自転車で走ってみた。
なんとなく見覚えがある景色もあれば、全く知らない場所のように変わっているところもあり、もちろん記憶も曖昧で、それでも道順は体が覚えていたり、なんだか不思議で面白くて、いい時間を過ごせた。

子育て中心の生活をしていると、
新しく人と出会ったり関わったりすることは殆ど無くなり、(「孤育て」ですからねwそれはともかく)大人になればなるほど、新しく知り合うだれかと深く関わるようなことは少なく、というか殆どなくなるような気がする。

新しく出会う人とも、お互い大人なので、色々わきまえているし、気も使えるようになっているので余計な抜き差しや無用の争いは(通常あまり)起こらない。
良いとか悪いとかではなく、そういうステージになる、ということだろう。
(もちろんお仕事などでバンバン新しく深い出会いを沢山しているような人もいるだろうけど)
それこそ10代の頃のようにブワーっと衝突したり、全力ダッシュで逃げたり/接近したりする、なんてことは、当たり前だけどないわけで。
(令和の10代はきちんとわきまえてるのかもしれないけれど)

最近、やたらと過去のレンアイについて思い出されることがあり、
(決してそういう不満が溜まってるとかではないのですがw)
思うのは、

もっと大切にしておけば良かったなと。

過去の自分は、その時々の感情やシチュエーションに盛り上がったり落ち込んだりはしていたけれど、
なんとなくどこか一歩引いていたというか、
家族ではない誰かと深く関わったり知り合うことの貴重さを理解していなかったなと。
若さゆえ、と言ってしまえばそれまでだけど、勿体なかったなあ。、と。

中学を卒業するとき、剣道部の顧問から「一期一会」と書かれた栞をもらった、ような記憶がある。
15歳の頃は「ふーん」としか感じられなかったその意味をしみじみ味わう40代の夜。

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