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世界遺産アユタヤをバイクで一周し勝利をおさめたバンコク一人旅日記

―4日目―

クルンテップアピワット中央駅から国鉄に乗って、アユタヤへ。
初めてアユタヤの存在を知ってからずっと行きたかったアユタヤ!!!アユタヤは街全体が世界遺産。世界遺産に登録されてると聞くと絶対に行きたいと思ってしまうのが私。世界遺産を生きてるうちにできるだけたくさん見ておきたい。

ネットで国鉄の乗車券買おうとしたんだけどなんかうまくいかなくて窓口で買ったんだけど、窓口も激混み&全然列が進まない。余裕をもって行くことをおすすめする。あと本数も少ないから、公式サイトで時間見てから行ったほうがいい。
(昔は別の駅からアユタヤに行けたので古いサイトは昔の駅の情報が書いてあるけど、2023年12月現在はクルンテップアピワット中央駅。)

最初並ぶ列が間違ってたんだけど、英語ぺらぺらの日本人の会話を盗み聞きしたおかげで正しい列に並べました。ありがたい。
アユタヤ行きの乗り場が窓口から結構遠いのと非常にわかりづらくて、チケット買ってからも焦った!案内が少なすぎる!
電車は指定席だったよ!一番安いので行ったけどマイペンライでした。

アユタヤのざっくり観光ルート。

―私のアユタヤ観光プラン―
①バイクをレンタルする
②ワット・プラ・マハータート
③ワット ラーチャブーラナ
④ワット プララーム
⑤ワット・プラ・シーサンペット
⑥アユタヤエレファントキャンプ
⑦ごはん
⑧ワット・ロカヤスタ
⑨ワット・チャイワッタナーラーム
⑩カフェで休憩
⑪ワット ヤイチャイモンコン


一番安いランクだったけど全然普通に乗れた。1時間半くらい乗った。
夢にまで見たアユタヤ!!!来れてうれしい。

駅を出るとトゥクトゥクおじさんがたくさん寄ってきていた気がするけどタイ語も英語もわからない私はふつうにスルー。道路を渡ったその先のレンタルバイク屋さんでバイクを借りた。デポジットの代わりにパスポートを預ける。バイクの使い方は丁寧に教えてくれたし、日本と同じようにガソリン満タン返しだった。
スマホをとりつけるものがないだろうなあと思って、腕に巻き付けてつかうタイプのものを持って行ったんだけど大正解だった!よかった。

ちょっとびびりながら走り出す。交通ルールは最初は戸惑ってよくわからなかったけど、車線多いし交通量少ないし、全然大丈夫だった!あと左折は赤信号でも曲がってよし!なルール神すぎた。日本もそれにしてほしい。


はじめに着いたのがワット・プラ・マハータート。あのアユタヤといえば!な有名なのが見れた!!!

アユタヤの仏像はほとんど頭がない。昔ミャンマーに侵攻された際に、当時貴重だった金箔が貼られていた頭だけ持ち帰られてしまっていたから。そしてこのワット・プラ・マハータートの頭は置き忘れられてしまったものがそのまま放置され、木に埋まってしまったらしい。なぜアユタヤの仏像は頭だけないのかが気になって観光が終わってから調べたので、ちゃんと話を聞きたい人はガイドさんをつけることをおすすめします。

この後、Googleマップにピンを打った順番に遺跡をまわっていく。アユタヤを計画した時はどこも選びきれない!全部隅々まで見てまわりたい!という気持ちで行きたい場所を決めて、全部まわるためにバイクをレンタルした。でもこの後のせる写真は、どの写真がどの遺跡なのかをほとんど覚えていない。それくらいアユタヤは歴史ある遺跡だらけだった。

夢だったアユタヤを自分の足で歩いて見てまわることができて幸せ。最高だった。

ワット・プラ・シーサンペット
ワット・プラ・シーサンペットの隣にある寺院。ついでに寄っとくのをおすすめ。
絵馬みたいなのがピカピカでかわいかった。

しかしとにかく暑い。暑すぎる。
アユタヤは日陰が全く無い。タイ滞在中一番暑くてきつかった。だから自転車でまわろうとしてる人は本当にやめておいたほうがいいと思う…バイクだったからこそまわれたけど、それでも暑さにやられそうだった。
夢だったアユタヤにやっと来れたからこそ、絶対に隅々まで見たいという根性で暑さを乗り切った。

途中アユタヤエレファントキャンプに見に行った。ゾウ乗りはしたかったけど、他の場所でゾウと触れ合う計画だったのでここでは見るだけ。タイに来て初めてここでゾウを見ることができたんだけど、ゾウ使いが自由すぎておもしろかった。

ゾウの上で昼寝するゾウ使い。ゾウの椅子すごい揺れるのに、バランス保てるのがすごい。
暑さで真顔の観光客たちがおもしろかった。
このゾウの写真を撮っていたら横で10リットルくらいのおしっこを放つゾウがいた。笑うしかなかった。

ここでもう限界だ!暑い!となり、ごはんを食べることに。
アユタヤのごはん屋さんで調べるとアユタヤの南側にあるチャオプラヤー川沿いにあるお店がおすすめされてることが多かったんだけど、ちょっと観光地からそれた道にあるということと、観光地価格で高かったことと、アユタヤ名物の川エビが高すぎて興味をなくしたので、せっかくGoogleマップにピンを打っていたけど行かなかった。

こういう時に役立つのがやっぱりGoogleマップ。自分がいる場所から近くて、価格が安いかつ口コミがいいお店を見つけた。キムルアンボートヌードルショップというローカルなお店で、パッタイがおいしいと評判。Google評価は4.6。Googleは裏切らない。行くしかない。

キムルアンボートヌードルショップ。ワット・ロカヤスタの近く。
店内に植物が植わっててすごく好みなお店。

パッタイの写真を撮り忘れてしまった!!!薄い卵とエビがのったおいしいパッタイだった!!!ローカルな雰囲気、値段、味、ぜんぶ最高だった!!!おすすめ!!!

体力回復した私はまたバイクを走らせワット・ロカヤスタへ。

寝そべった仏像をタイではよく見た。

結局暑さにやられて体力は回復しておらず、ここでもちょっとぼーっとして休んだ。

次はワット・チャイワッタナーラームへ。
ここはアユタヤの観光地密集地帯からちょっとはずれてるんだけど、行ってよかった!規模が大きかった。

たくさん仏像が並んでいたんだけど、全部きれいに頭だけなかった。
ところどころ壊されている。修復作業で入れないところもあった。
レンガを直す作業中。
仏像も一つひとつ丁寧に修復作業をされていた。大切な文化遺産をしっかり守って、戦争の悲惨さを伝えようとするタイの人の思いを感じた。

あまりにも頭だけがない仏像がたくさん並んでいたので、だんだんとアユタヤに対する感情が変わってきた。これまでは、ずっと憧れていたアユタヤ!遺跡っぽい!最高!雰囲気ある!!!という気持ちで見ていたのだけど、アユタヤという街はそんな楽しい場所ではなかった。本当は、すごく悲しい場所だった。

これまでタイを観光していて、タイに住む人々がものすごく仏教を大事にしていることや、信仰心の強さを肌で感じていた。仏教がとても身近で、仏教を心のよりどころにして日々を明るく生きている、そんな風に感じていた。
そんなタイに住む人々が大事にしてきたものを、戦争によって壊されていった当時の人たちはどんな思いだったんだろう、と胸が痛くなった。アユタヤに対する印象が、がらっと変わった。来てよかった。


レンタルバイクで爆走していたので、予定していたよりも時間に余裕ができた。タイのレンタルバイクはスピードがよく出て気持ちいい。50ccではなくて、デフォルトが125ccらしい。そりゃはやいわ。最高だった。

せっかくだから川の見えるおしゃれな場所で、コーヒーとスイーツでもいただいちゃおっかなー!と思い、調べたら希望通りおっしゃれー!な場所をネットで見つけたので行くことに。

徒歩や自転車で行くにはしんどすぎる場所にあるおしゃれカフェ。徒歩の人がもし行くとしたらトゥクトゥクかな?
おしゃれ!
おしゃれ!!
おしゃれ!!!

目の前に流れるチャオプラヤー川を見ながら、ゆったりと過ごした時間は最高だった…!味もおいしかった!またここでぼーっとしたいな。

アユタヤ最後の目的地は、ワット ヤイチャイモンコン。
ここも観光地密集地帯からは離れているんだけど、行ってよかった!!!見ごたえのある遺跡だった。

中に入れる。ちなみに他の遺跡で中に入れるところはおしっこ臭すぎて鼻の穴にその臭いがとどまり続けるくらい臭くて最悪な気分だったからむやみに入らないほうがいい。たぶんコウモリのおしっこだと思われる。まじで臭かった。今でも思い出せるくらい強烈におしっこ臭かった。
ここのはおしっこ臭くない。
中にはまーるいのがあって、上からコインを入れてそのまーるいのに見事入ればラッキーらしい。みんなで下をのぞいてみんなで楽しんだ。入った人がいて、みんなで喜んだ。
ここの仏像は頭が残っていてすごく貴重。

結構土地が広くて、隅々まで見たい!と思っていたのに、ここで事件が発生する。大腸が爆発寸前になったのだ!!!最悪すぎ!!!

旅行に行くと便秘になりがちな私、ここでその便秘が爆発してお腹が痛すぎた!でも出ない!最悪!なんでこのタイミング!
タイの観光地はトイレに行くにもお金を払う必要があって何度も何度もトイレに行くのはなんか嫌だった。トイレットペーパーもないし。そしてアユタヤは観光地を離れるとトイレは全くない。最悪すぎる!!!

そしてさらに最悪なことに、電車の時間がまあまあ迫っている。大腸の解放をとって電車を見送るか、電車をとって大腸の痛みと戦うか。
私の大腸は爆発的な痛みだけを発し、動こうとしない。出ない。痛い!!!きつい!!!死ぬ!!!

と思いながらなんとかバイクにまたがり、ガソリンスタンドに行き、レンタルバイクを返した。お腹痛すぎる!!!死ぬ!!!出ない!!!


結局私は電車をとった。駅のホームで大腸の波を待ったけど、痛いだけで出る気配がなかった。そうこうしてる間に電車がきた。1時間半にもわたる、大腸の爆発的な痛みとの闘いが決定した。

波がおさまっていた時にとったエモい写真。追い込まれるといい写真が撮れるらしい。
闘いの地となった電車がやってきた。

電車に乗ってる間、何度も激痛の波に襲われた。もらしたらどうしよう…パーカーをまけばごまかせるか?最悪タイパンツをまた買えばいいか?とかいろいろ考えた。お腹に刺激を与えたくなかったので、のどの渇きも我慢した。お腹のことを考えたくなかったので、妹にたくさんLINEをして気を紛らわした。それでも何度も激痛の波に襲われた。

クルンテップアピワット中央駅に到着。トイレに駆け込む。ここのトイレは数がたくさんあるし、無料だし、トイレットペーパーもちゃんとある。ここで思う存分大腸を解放させてあげられる。よかった。

トイレにこもっている間に18時になった。タイでは18時になると国歌が流れる。聞いてみたいなと思っていたからちゃんと聞きたかったのに、それどころじゃなかった。ちゃんと聞けずに終わってしまった。


解放。すがすがしい気持ちだ。電車を乗り換える。

と思ったらエスカレーターを下った瞬間にまた激痛の波に襲われる。200メートルほどまた戻って先ほどのトイレに駆け込む。

結局この腹痛の波との闘いをオンヌット駅のロータスにつくまで繰り返した。国鉄の駅にトイレはあったけど、タイは普通の電車の駅にはトイレはない。ロータスにつくまでこの腹痛の波と激闘を続けた。辛かった。結局予定通りの国鉄にのれたけど、この闘いに1時間も時間をつかってしまって、ただ乗り換えるだけの予定だったクルンテップアピワット中央駅に1時間も滞在してしまった。アユタヤの最後の方の思い出は腹痛が辛すぎたことしか残っていない。

勝利のディナー。お決まりのロータスのフードコートにて。おいしかった。

ロータスで買い物してる間、我慢できずに漏らしてしまったかも、と思ってトイレに駆け込んだけど、セーフだった。フワちゃんのラジオを聴きすぎて体までフワギャル化してしまったのかと思ったけど大丈夫だった。よかった。

もらさなかったということは、この闘いは勝利した、ということだ。勝利。おめでとう!

続く!





本当は1記事に3日分くらい記録しようと思っていたのにどうしても一日一日が長くなってしまって1記事に1日分しか書けない。書きすぎ。

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