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変われるか、安い日本

「安いニッポン」という本が売れています。
日本の物価が安すぎるということに世間の意識が向いたのか、給料が安すぎると思って手に取るのか
講読者の意識は知るところではない上、どっちかの層に偏りがあったとしてもベストセラーにはなるので考えないことにしておきましょう。

それはさておき、最低賃金について、賃上げの流れが強くなっています。

日経新聞を投資に活かすことを目的に、気になった記事を取り上げていきます。
投資初心者たる私が、その記事を見て、調べ考えたことを発信していきます。
ただいま毎日更新中!

首相「賃上げ、流れ強固に」:日本経済新聞

“中央最低賃金審議会(厚生労働相の諮問機関)は16日に2021年度の最賃を全国一律で28円を目安に引き上げるよう答申した。”
(日経新聞記事本文より引用)

日本と世界の賃金

主要先進国の賃金が上がるなか、日本の賃金は下がったという事実が非常にセンシティブに報じられています。

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実質賃金指数の推移の国際比較
全国労働組合総連合(全労連)が作成したものを引用

こうした背景もあり、日本では物価も上がりませんでした。
安いものが重宝され、価格が高いと売れない、そんな時代が長く続きました。
しかし、今、これが問題であると広く認識され、変わるときが近づいているのです。

変革のとき

現在、さまざまな原料が値上がりしています。
我々消費者に近いところでは、植物油の値上がりなどでしょうか。1.5倍近い値上がりを見せています。

その影響もあり、各社これまで踏み留まってきた値上げを一斉に加速していく流れが見られます。
原材料費を低く抑える努力を続けてきた日本企業ですが、それがもはや不可能となったのです。高くても買わなければ、もはや事業を継続できないところまで来ているのです。

その反面、少し前から高級品に対しても消費が向かい始めています。
マンゴーやらバルミューダの製品に対して、私はそういったイメージが強いです。

最低賃金の引き上げ

近年少しずつではありますが確かに最低賃金は引き上げられています。
今回の記事では、最低賃金の引き上げと補助金を合わせて行うといった趣旨が盛り込まれています。

賃金を上げることと、物価を上げることは同時に起こすことができなければ健全な経済を維持できません。
価格だけが上がってしまえば、消費者は生活が行えなくなりますし
賃金だけ上がってしまっても、企業が苦しくなったり、あるいはインフレになるかもしれません。

このようななかで、両方の機運が高まっている現在の潮流には期待を寄せたいところです。
これらが噛み合い、好転したとき、日本の経済は一段と成長するでしょうから、そのときは日本株にやはり期待したいですね。

私は、日本のポテンシャルを信じてやまないのです!

最後までお読みいただきありがとうございました。日々の学びや気づきから投資につながりそうなことを更新中です📝