見出し画像

第16回 地下アイドルというお仕事

前回までは、SNSに焦点を当ててお話を何回かに分けて行ってきました。

今回からは、少し視点を変えてレッスンについてお話をしていきたいと思います。

まず、レッスンというと、皆さんダンススタジオなどで講師の方がいて、メンバー全員揃って行うものというイメージがあると思います。

もちろん、ちゃんとした事務所であれば、こういった事もありますが、場合によっては、自主練習というのがメインの事も多いという事もあります。

そこで、自主練習が多い事も考えて、基本的なレッスンをどう行っていけば良いのか?という事をお話ししていきたいと思います。

グループに入ると、地下アイドルの場合、その多くが他にアルバイトなどをしていたり、学生だったりと時間の都合をつけるというのがかなり難しいというのが現状です。

その上で、土日祝日はLIVE出演となれば、いつ練習するんだ?となる為、メンバー全員が揃うレッスン日というのはかなり限られてきます。
それが理由で、自主練というのがとても重要な要素になってきます。

では、まずレッスンの取り組む2つのポイントを記載しておきます。

・自主練:自分のパートのみをしっかりと頭に入れる
・グループレッスン:フォーメーションなどのグループでの確認項目

これがポイントです。

自主練では、当然1人なので、自分のパートしか出来ません。
しかし、自分のパートを少しでも完璧に近づけておけば、基本的にグループで揃った時にある程度の完成度というのは出来上がります。

グループレッスンでは、そこにフォーメーションだったり、細かな部分を修正していきます。

ここで大事になってくるのが、シンメとユニゾンです。
シンメというのは、簡単に言えば左右対称となる振り付け部分です。

そして、ユニゾンはそのまま、同じ振り付けとなる部分です。

シンメをとるのに大事になってくるのが、立ち位置とカウントです。
左右対称となる為、立ち位置というのはとても重要です。
同じ、対称となる位置に立たなければいけません。

そして、ダンスですので当然ながら移動を伴いますので、何歩で決め位置に移動していくのかという事が大事です。

ダンスの動きというのは、基本的に音楽に全て合っています。
その際、どの音に合わせて動いているのか?という事を知る必要があります。

例えば、歌に合わせて踊るという方がいますが、これだと該当する歌詞に完全にカウントが合っていればいいですが、歌詞の方が文字数が多かったり、逆に少なかったりなどでズレる可能性もあります。

基本的に、ダンスというのはドラムの音などのリズム楽器と合わせる事が多くなります。
ドラムのどの音に合っているのか?ベースなのか?ギターなのか?というのをしっかり聞き込んで、それに合わせていく事が大事です。

そして、それだけならば自主練で出来るレベルです。
ここで、グループレッスンになった際には、相手との呼吸というのが大事になってきます。お互いが完璧に合っていれば、それ以上はありませんが、当然ながら違う可能性も出てきます。

そういった細かな部分をチェックして修正していく事で、ステージでの完成度が格段に上がっていきます。

このように、自主練で何を重点的にするのか?グループレッスンでは何を重点的にするのか?というのを明確にしておく事で、無駄なくしっかりとレッスンをする事が出来ます。

アイドル活動をするに当たって、今までしていなかった事を色々としないといけない為に、あれもこれもととりあえず手を出してしまいがちですが、それだと無駄になってしまうので、それぞれのやるべき事を明確にしておく事で、無駄を無くしたり、やるべき優先度を決める事で集中的に効率よく出来ます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?