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【井土アレザレキャンパス2024】第1回「ヨシ原のフィールドワーク+ヨシ刈り」を開催しました!

今年度の新プロジェクト「井土アレザレキャンパス」がついに始まりました!「井土アレザレキャンパス」では、井土の地域資源を「あれざれ」(※仙台弁で「あらいざらい」の意味)使いこなしていくことを目的に活動していきます。今年度は海辺のヨシに注目して、ヨシの使い方だけでなく、管理の仕方も考えていくためにプロジェクトを立ち上げました。
その第1回となるイベントを、プロダクトデザイナーの小松大知さん、ヨシの火入れの研究をされている高橋栞さん(東京大学大学院博士課程)によるナビゲートの下、井土地区の海辺に広がるヨシ原にて2024年6月30日(日)に行いました。

当日は、参加者の皆さんと一緒にヨシ刈りを行いました。梅雨の合間で天気が心配されましたが、何とか雨に降られずに、そして程よい暑さの中でヨシの刈り取りを行うことができました。この刈り取りの目的は、7/20に行う「灯りづくり」の素材調達です。デザイナーの小松さんの指示の下、新しいヨシと古いヨシを選別しながら刈り取っていきました。これまで手入れがなされていない分、足元も不安定でしたが、怪我もなく無事に作業を終えることができました。なお、昔のヨシ刈りでは歯(足を乗せる板の下の突起部分)の長い下駄を履いていたそうです!

最後に、ゲストの高橋さんからコメントをいただきました。
「このヨシ原にはカモノハシ(イネ科の多年草)が見られたのが特徴的でした。カモノハシはヨシ原ではあまり見かけないので、地元の方によってしっかり手入れされてきた背景を伺うと、カモノハシの存在も納得できます。また、鳥の声もたくさん聞こえるのも、このヨシ原の良いところだと思いました。多様な生物が生息できるヨシ原は、とても魅力的な資源だと思います。新しい形での管理方法を検討していくことが、井土地区のさらなる魅力づくりにつながると思います」
高橋さんによれば、全国各地で地域ぐるみによるヨシ原の再生が行われているとのこと。井土でも参考にしながら、美しいヨシ原の復活に取り組んでいきたいですね。

第2回は7月20日に開催します。テーマは「ヨシをつかったモノづくり①(夜を灯すあかり)」です。皆さんのご参加をお待ちしています!


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