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温泉の都・別府で、最先端技術の展示が行われる理由とは?〜前編〜

「山は富士 海は瀬戸内 湯は別府」
別府観光の父と言われる油屋熊八は、当時無名だった別府を日本中に知らしめるため、この句が書かれた標札を富士山の山頂に打ち立てたとか。凄いパワフル。

そう、別府と言えば、”温泉地”。
別府の基幹産業は観光に紐づいており、人口の8割はサービス事業に従事していると言います。

1別府湾会議

そんな温泉の都・別府で、2019年12月、最先端技術の展示。
AI、IOT、GPU、セグウェイ、自律走行、エッジAI・・・
さらに、元Google Japan社長の話が聞けるとか・・・

「なんかめちゃくちゃワクワクするっ!でも・・・なんで別府?」

期待と疑問を胸に、(ギリギリ)20代、(ギリギリ)若者代表として、“ハイパーネットワーク別府湾会議2019”を取材してきました!
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目次
1 ハイパーネットワーク別府湾会議2019とは?
     なぜ別府で世界最先端の話をしているのか?
2 AI・IoTはどう私たちの生活を変えるのか?
     AI・IoT最先端テクノロジーの展示

     1日目の講演から
     2日目のワークショップから
3 参加してみて一番面白かったこと
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1 ハイパーネットワーク別府湾会議2019とは?

ハイパーネットワーク別府湾会議2019・・・。
名前だけ聞くと、何をしているか不明なので、サイト上にあった一文を引用しました。

1990年以来一貫して「未来のネットワーク社会」の実現の道筋、社会的課題を問う全員参加型の会議を続けてきました。地域に生きる利用者の視点を中心に、インターネット、スマートフォン、ソーシャルネットワークが世界中に拡がり、新たな自律・分散・協調システムが発展し、社会革命を推進してきた過程を、いわば先取り的に議論し、その道筋を示唆する役割を果たしてきました。


「・・・うーん、わかるような、わからないような・・・。えっ!!この会議1990年からやってるの!

どうやら、まだコンピューターが一般に普及していない1990年から別府湾会議は続いているとのこと!

「未来のことは誰にもわからないからこそ、みんなで議論して、ネットワーク社会を実現しようじゃないか!」
という挑戦的かつ、革新的な会議なんです。(・・・と勝手に受け取りました。笑)

ここで疑問。
「なぜ別府で世界最先端の話をしているのか?」
・・・それは、最後に言います!笑

早速、別府湾会議の全貌をどんどんお伝えします!

2 AI・IoTはどう私たちの生活を変えるのか?

大分県が誇る世界的建築家である磯崎新が設計した、別府国際コンベンションセンター(ビーコンプラザ)。
これからの未来を議論するには、絶好の場所です。

2別府湾会議

AI・IoT最先端テクノロジーの展示

講演が始まる会場の前では、AI技術やIoT製品など、最先端テクノロジーが展示されていました!

会場前に到着するや否や・・・なんかロボットが勝手に動いてる!!(笑)

3別府湾会議


みなさん、セグウェイって知ってますよね?
海外とかで使われていて、二輪車とも言うべきか、乗ってハンドルを前に傾けると動くあれです。語彙力が限界に達したので、詳しくはこちら。

こちらは、そのSegway社が開発したLoomo(ルーモ)。

なんと、ロボットが自律して動いているんです(!!!)

4別府湾会議

そして、乗れます。(笑)

「すげえ・・・」

自ら周囲の状況を判断し、自ら動くAIロボット。
その傍らで、口を開けたまま、今にもAIに先を越されそうな語彙力しか出てこない(ギリギリ)若者代表。

そして次に目に入ったのがこちら。
アバター「Beam」です!
これまた勝手に動いてて、カメラやスクリーンなどがついてます!

5別府湾会議


何が出来るかというと、遠隔でこのロボットを操作できるんです!
例えば、あなたが東京都にいても、別府市のこの場所にいるかのように周囲の人とも話せて、自ら動くこともできます。(詳細はこちら
分身ロボットとでも言いましょうか、「未来」がすぐそこまで来てるのを感じます。

次に目に入ったのは、富士通株式会社が開発する「Ontenna」。
音を体で感じるユーザインターフェースです!

6別府湾会議


これまた素晴らしいIoT技術!

耳の聞こえない人が体に身につけることで、振動と光で音の特徴を伝えられるそうです。
例えば、家のインターホンが鳴った時に、振動でリズムやパターンを身体に伝えることで、「あ、今人が来たな」と直感的に理解することができます。(詳細はこちら

他にも、スポーツにも応用できますよね。
例えば短距離走などで、「位置について」「よーい」「ドン」の3つの音を直感的に感じられれば、タイムラグなく走り出せるので、聴覚障害の方でもスポーツに積極的に参加できます。

この製品は、2019年にグッドデザイン金賞を受賞しています。

7別府湾会議

そして次は、株式会社デンケンのAI画像検査、識別ソリューションサービス。
文字だけ見ると、わかるようでわからない・・・。

聞いてみるとどうやら、AIが物体を認識して、それが何か、どういう状態かを判断するそうです!
例えば、食料品の不良検査、駐輪場における自転車の特徴認識など、私たちの実生活に関連しています。(詳細はこちら


そして最後に、日本電気株式会社によるサービス「NEC Advanced Analytics – RAPID機械学習」です。

8別府湾会議

これまた何かわかりません(笑)

RAPID機械学習は、いわゆるディープラーニング技術。
なんと画像認識市場で国内シェアNo.1の実力!知らなかった・・・

この機械学習は、どんな分野にも応用できます。
製造、金融、医療、流通、などなど。
実際に、舗装道路の損傷をAIで判定したり、金融において潜在顧客を発見したり・・・

AI、万能すぎです。

さあ、展示を見終わった頃、講演の方が始まりました!

続きは後編で!

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