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入道雲がもくもくと空に伸びている。

真っ青な空とのコントラストがうつくしい。



地元の祭りは7/15を皮切りに30日で幕を閉じる。
生まれ育った町のお祭りの、すべてのスケジュールが体内に刻み込まれている。その日付で夏を確かめているようなもんだ。


地元で一番大きい祭りの日には必ずと言っていいほど雨が降り、その翌日に梅雨が明ける。今年は祭りもなければ梅雨もなかなか明けなかった。



2020年、夏が消えた。
祭りが、イベントが、海水浴が、バーベキューが、川遊びが、こどもたちの長い夏休みが、隣のマンションのプールからの笑い声が。



熱気だけが町を覆う。





入道雲がもくもくと空に伸びている。

真っ青な空とのコントラストがうつくしい。



10年前の夏、会いたくて仕方なかった人に一言だけメールを送った。






「入道雲」








「見たかった!!!」




うれしいです。がんばります。