「目指すは世界的メガプラットフォーマー」36億円調達を完了させたIdeinCFOの思い描く未来とは?
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「目指すは世界的メガプラットフォーマー」36億円調達を完了させたIdeinCFOの思い描く未来とは?

前回 多数の反響があったIdein社員の本音に迫るIdein社員インタビュー。第2回は、2020年1月のプロダクトローンチから1年たたずに異例の累計約36億円の資金調達実施をけん引した最高財務責任者CFO小林の登場です。2020年10月28日に発表した事業戦略ラウンドの資金調達の舞台裏とその素顔に迫ります。

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Idein株式会社 取締役 最高財務責任者 CFO 小林大悟(こばやしだいご
1982年生まれ。米国ブリッジウォーター州立大学経営学部卒。大和証券、Daiwa Capital Markets Singapore、PwCアドバイザリー、SMBC日興証券を経て当社に参画。前職では公開引受業務、投資銀行業務、アドバイザリー業務を経験。IdeinではCFOとして管理部門の統括、事業計画・KPI管理、経営戦略・財務戦略の立案から実行までを幅広く行っている。

入社のきっかけは代表の中村と出会いそのビジョンに惹かれたこと

― 略歴とIdeinに入社した経緯を教えてください
大学時代は留学をしていて、卒業後は大和証券SMBC(現大和証券)の投資銀行部門に入社しました。IPOのコンサルティング及び引受業務、上場企業に対する資金調達・M&Aのアドバイスなど投資銀行業務を担当、内1年間はシンガポールへ駐在、現地でのIPOコンサルティングなどをやっていました。日本帰国後、PwCを経て、SMBC日興証券に転職、自分が一番好きだったIPO業界に戻りました。その中で一番最初に担当した会社がIdeinでした。担当としてお付き合いしていて、代表の中村のビジョンやものの考え方が好きだなと感じていたのと、アイシンさんが出資するぐらい技術力の高い会社なんだなというのは実感としてありました。当時、上場の準備を始めたばかりの時で社員数15名位だったのですが、中村も含め全員エンジニアのみのチームで、管理部門を強化し会社としての成長を目指すならCFOのような存在が必要だなと外から見て考えていたところ、会社としてもちょうど、そういうポジションの人材を探していたタイミングで。当時SMBC日興証券に入社してまだ半年位だったのですが、1人で30社位の担当企業を抱えていたこともあり企業に寄り添った深いコンサルティングが難しくなりつつある点に課題を感じていたこともあり、いっそのこと、コンサルティングの立場でなく、自ら事業会社側で事業成長に貢献しようと考え、入社の意思を伝えました。

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「パートナーとエコシステムが築けレバレッジが利くビジネスモデル」であることがIdeinの強み

― そんな小林さんが考えるIdeinの強みとは?
強みは技術力だと思っています。みなさんご存じの通りですね。ラズパイでディープラーニングが、そのままの精度で圧縮されることなく、あの速さで動すことができる技術が一番の強みです。単純な表現でたとえると「ガラケーで4Kの動画が再生」出来るようなものなので。その技術は今のところ他にはない気がしています。
中村も2~3年前からずっと言い続けていますが、技術自体はいずれ追いつかれる日が来るものなので、ビジネスモデルとしてエコシステムを作っていかなければならない、技術がコモディティ化した時にはエコシステム出来上がっていて抜けられなくなっているモデルを作るべきだという考えのもと、当時からActcastというプラットフォームを作ろうとしていました。
インフラとして必要な機能も備えながら、ラズパイでディープラーニングが動かせるという技術を生かしたプラットフォームサービスがActcastだと思っています。それが使えることによりIdeinが個別にソリューションを提供することなく、パートナー企業が自由にActcastを使ってエコシステムを通じてビジネスを展開しているといったビジネスモデルが実現出来ていくのが理想系です。現在、Actcastのパートナー企業は100社を超え、多くの企業様に興味関心を持ってもらえていますし、みなさん自分たちのやりたかったことができた、自らの専門領域ではないがゆえに困っていた課題に対しソリューションを得て課題解決に繋がった、実運用が出来た、といった声も増えてきており、思っていた通りなってきているのかな、と感じています。
単純にディープラーニングや高速化の技術を売っている会社もある中、技術売りではなく、パートナー企業とエコシステムを築いていける、ある意味レバレッジが利くビジネスモデルだとも思っていて、当初は時間がかかるものの、加速スピードが圧倒的に速いのではないかとも思っています。

最強のCOOの加入により事業成長が加速、コロナ禍での資金調達は目標額の約2倍で完了へ

― Ideinで一番記憶に残っている仕事は?
昨年の資金調達です。
エッジAIプラットフォームのIdein、事業戦略ラウンドとして20億円の資金調達を実施

― 資金調達の進め方、小林さんの関わり方は?
前々回 の調達から大和証券時代の後輩の姜(写真右)が入社してくれて、実務面では彼にほとんどやってもらっていました。僕はほとんど何もやっていないんです。

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前々回は比較的スムーズでした。語弊があるかもしれませんが、当時は経済産業省のJ-Startupに選定されたり、ある種のAIブームがあり、弊社の注目度は比較的高く、その流れに乗れていた感じはありましたが、前回 はかなり厳しい環境でした。
ちょうど、コロナの感染が世界的に拡大しつつあり世の中の状況も変わっていたため早目に資金調達に動き出しました。昨年10月に調達を発表しましたが、実際のところ動き始めから約1年かかりました。海外・国内の事業会社、VC、とりあえず声をかけていきました。投資家もあまり知り合いもいなかったので、周囲に紹介をしていただいたり、SNSで声をかけさせてもらったりしながら多くの投資家の方々とお話させていただきました。幸い既存株主であるアイシン、DG Daiwa Venturesからの追加出資と、今回新たにKDDI、双日、DG Ventures、CTC、いわぎん事業創造キャピタルという名だたる事業会社、CVC、VCの方々が興味を持ってくださり、当初の目標は10億円だったのですが、最終的には20億円集めることが出来ました。

― 目標額2倍の結果の勝因は何かあったのでしょうか
仁藤ですね。2020年1月よりCOOの仁藤がジョインしてくれて。事業上のシナジーが明確に描けたおかげで、各事業会社が出資の意思決定をしやすい環境が作れました。僕はバックグラウンドはファイナンスだけなので事業会社の経験はない。ファイナンス畑の人とビジネスを知っている人とのビジネスプランにはやっぱり差があるんですよね。彼もファイナンスもやってきているのですがバックグラウンドとしては総合商社の方が長いので、どうやって事業が出来上がっていくのかの理解も深く、より説得力のある事業計画を描くことが出来るようになりました。

― 資金調達の中で特に印象的だったことはありますか?
見たこともない金額が通帳に振り込まれた瞬間は熱かったです。資金調達の意思をもらっても、実際に契約が締結するまで、振り込みがされるまで気が抜けない時期が続くんですよね。入金日にぴったりと着金がされて、やっとホっとしました。(冒頭の写真は調達が終わった時に記念に作ったTシャツです)

世界展開やIPOも視野に。目指すは世界的メガプラットフォーマー

― 3年後、5年後のビジョンを教えてください
まずは黒字化できるレベルに売上を持っていきたいです。SaaSビジネスなので先行投資が膨らむビジネスモデルですが、安定的な狙った通りの売上を作り、積極的な投資ができる状況にまず持ってい行く必要があります。その上で次回のファイナンスに備えたいです。海外のVCや機関投資家、新たな事業会社含めて投資して頂けるようなベンチャー企業になりたいと思っています。上場も選択肢の一つです。
3年で多くのActcast対応デバイスが社会実装され国内デファクト化と世界展開できるような事業ステージに、5年後は世界規模でのデファクトとなり世界的メガプラットフォーマーとなる成長を実現したいです。

“固定概念にとらわれず変化を恐れない方”待っています

― これからメンバーが増えて来ると思います。一緒に働きたい人物像は?
メンバーと円滑にコミュニケーションを図りながらリーダシップを発揮し、自らも手を動かし自分の守備範囲を越えて新しいことにもチャレンジできる、また固定概念にとらわれず思慮深く変化を恐れない方がいいなと思います。

― 小林さん、ありがとうございました!

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インタビュー、執筆:IdeinPR 名島若菜

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