Mr.都市伝説 関暁夫、ボードゲームを学ぶ!【上野上さま篇】
Mr.都市伝説 関暁夫考案のカードゲーム【ザ・ヒューメイリアン】。
大富豪をベースとして運や心理戦の要素を合わせ持ったゲームで、すでにたくさんの方に楽しんでいただいております。
さらにこのゲームのおもしろさを広めるとともに、ボードゲームの世界を学ぶべく関さん自ら全国のボードゲームカフェを巡る企画『関暁夫、ボードゲームを学ぶ。』
第5弾の今回は、関さんのオンラインクラブ『情熱クラブ』のメンバーでありeスポーツのストリーマーでもある近藤海翔さんと、第2回でご紹介した「Popcorns*」の米田さんにご協力いただき、上野御徒町駅近くの「上野上さま」からその模様をお伝えします!
上野上さまとは
上野駅・御徒町駅・秋葉原駅など複数の駅から徒歩圏内の場所にある、上野上さま。
上野上さまでは、1,000種類以上のボードゲームやカードゲームを取り揃えています。
現在は改装中ですが隣のビルで新店舗もオープン予定で、イベントなどレンタルスペースとしても活用できるとのこと。
改装途中のお店を少し覗かせて頂きましたが、おしゃれなカウンターテーブルがあり、飲食も楽しめるお店になるようで、今からとっても楽しみです!
ボードゲームカフェオープンのきっかけは【人狼】
今回、取材に応じてくださったのは店長のTOMさん。
関「TOMさんがボードゲームにハマったきっかけはなんですか?」
TOM「友達の家で遊んだのがきっかけですね。モノポリーだったかなあ。
当時、テレビゲームが流行り始めた頃で、アナログゲームか……と正直思ったのですが(笑)」
関「意外とハマってしまった?」
TOM「そうです(笑)
とはいえ、それからしばらく遊ぶ機会はなかったのですが、大人になって印刷関係の仕事をするようになったとき、【人狼】のカードゲームを作ることになったんですよ。」
近藤「人狼って、一時期かなり流行りましたよね?」
TOM「はい、ちょうどその頃です。仕事で作るといっても実際に面白さがわからないと作れないよなと思って遊んでみて……これは面白すぎるな、と(笑)
気付いたら人狼イベントの主催をするまでになっていました。」
関「行動力ありますね(笑)
ボードゲームカフェを経営するようになったのも人狼がきっかけですか?」
TOM「そうです。最初はレンタルスペースでイベントをやっていたんですけど、借りるんじゃなくて、自分でお店を経営したほうが早いなと思いまして。人狼をきっかけにほかのボードゲームでも次々と遊ぶようになりました。」
Uesama Gamesおすすめ作品【ブレインフリッパーシェリフ】
近藤「……小耳に挟んだのですが、TOMさんってボードゲームカフェの経営だけでなく、ご自身でもゲームを作られているって本当ですか?」
TOM「本当です。ボードゲームが好きだなあと思ううちに自分でも作ってみたくなって、気付いたら作ってました。」
関「本当に行動力がすさまじいですね…!TOMさんが製作に携わったゲームはここにありますか?」
TOM「いくつかありますが……この中で気になるものはありますか?」
関「せっかくだから、米田さん選んでみてよ。」
米田「私が選んで良いんですか?
そうですね……絵が可愛いので、【ブレインフリッパーシェリフ】というゲームをやってみたいです!」
TOM「【ブレインフリッパーシェリフ】は『ルールの達人』『R-ECO』『クイズいいセン行きまSHOW!』等で人気のカワサキファクトリーさんのゲームデザインで、私がゲームに世界観をつけてリメイクしたものです。」
近藤「どういうゲームなんですか?」
TOM「保安官になって、パズルを解きながらお尋ね者を探すというゲームで、子どもから大人まで楽しめますよ!
最大6人まで遊べて、所要時間も10〜20分と手軽に遊べるゲームです」
多人数で遊べばボードゲームはもっと楽しい!
というわけで、私、ライターのはづきも参戦して5人でプレイすることに。
TOM「5人でプレイする場合、メダルか手錠もしくはその両方が描かれた手配書カードを4枚用意します。」
お題のパズルを解き、早く解けた順に手配書カードを取っていって、先にメダルを5枚貯めた人が勝ち……
シンプルなルールですが、実はメダルだけの入手だと仮確保状態。
仮確保状態のメダルは、パズルを解く順番が最下位となり手配書が入手できなかった場合に没収されてしまいます。
メダルを完全に手に入れるためには手錠カードが必要です。
5枚メダルを仮確保してから最後に手錠を取るも良し、堅実にメダルと手錠を手に入れてフィニッシュも良し、メダル確保を諦めてライバルの邪魔をするために手錠確保に専念するも良し。
自分なりの戦略を考えて遊べるのが面白いポイントです。
また、お題のパズルもなかなか難しい(笑)
頭の体操にもなりますよ!
今回の勝負はさすがは製作者。TOMさんの勝利です!
気になる関さんメーターの総合評価は、4.2。
脳みそ回転度と熱中度がMAXでした!
海外からも依頼が来ているとのことで、言葉を交わさなくてもみんなで楽しめるところがとても魅力的なゲームです!
Uesama Games待望の最新作【Vent】
TOM「実はまだ試作段階のゲームがあるんですけど……遊んでみますか?」
関「遊ばせて頂けるならぜひ!」
TOM「【Vent】というゲームで、イタリア語で「風」という意味です。」
近藤「いつ頃の発売するんですか?」
TOM「ゲームシステムやデザインはほぼ完成しているので、今冬発売予定です!」
関「どういうゲームなんです?」
TOM「4人で遊ぶときはチーム戦となります。
横7×縦7にカードを並べて、余った1枚でどこかの列に挿し込んで反対側の1枚を押し出すことで、自分のコマを進めたり相手のコマを邪魔したりして遊ぶゲームです。
自分のコマをスタートした端から反対側の端まで進められたら1点。3点先取したチームの勝ちとなります。」
近藤「【ラビリンス】にちょっと似てますね。」
TOM「基本的な遊び方は近いですね。
ただ【Vent】は4人で遊ぶときにはチーム戦となり、自分のコマを進めることができなくてもパートナーのコマを進める手助けをしたり、パートナーの邪魔をするコマを阻止したりといったアシストをすることで勝利を目指すことができます。」
TOM「コマは縦横、同じ形の島が繋がっている範囲内で進めることができます。」
関「コマは鳥の形になってるんですね!」
TOM「そうです。鳥が島を点々と渡っていくイメージでつくりました。」
関「アイディアはどんな時に生まれたんですか?」
TOM「隅田川を歩いている時です(笑)
ふと立ち止まって、自分は動いていなくても川は動いているなあって。あ、自分のコマを動かさずに、コマを乗せたマスが動くゲームをつくったら面白いんじゃないかなと思ったのがきっかけですね。」
今回の勝負は、チームワークを見せつけた関&米田ペアの勝利に終わりました。
関さんメーカーの評価は4.6!
世界観、脳みそ回転度、そして面白さがMAXという結果になりました。
別府さいさんデザインのオシャレなイラストに世界観とルールがマッチしていて、発売が楽しみ!早く皆さんに遊んでもらいたいです!
恒例の【ザ・ヒューメイリアン】対決
関「いや〜【Vent】楽しかったですね!」
TOM「4人で遊んでも2人で遊んでも楽しめるゲームですよ。」
関「ん?2人で楽しめるゲームといえば……?」
そう、【ザ・ヒューメイリアン】ですよね!
というわけで、【Vent】のリベンジマッチ!まずは関&米田ペア対TOM&近藤ペアで対戦することに。
TOMさんが初めてのプレイであるのに対し、米田さんはすでにこの取材を通して複数回プレイしてるので少し有利なようですが……
どうやら手札はあまり強くない様子。
しかし【ザ・ヒューメイリアン】は、特殊カードが含まれているので、勝負の行方はわかりません!
対するTOMさんには近藤さんがサポートに入っています。
近藤さんは既にプレイし慣れていることに加え、もともとプロ棋士を目指すレベルで将棋が得意な戦略家。
着実にゲームを進めていき……なんと米田さんに一点も入れさせることなく、TOM&近藤チームの完勝となりました!
関「せっかくだから次は、今日初めてプレイする同士で対戦してみようか!」
という関さんの提案で、まさかのライター自ら【ザ・ヒューメイリアン】をプレイすることに(笑)
関さんに見守られながら、TOMさんと勝負です!
実際にプレイしてわかったことは、大富豪とちがって特殊効果のあるカードが複数種類あるため、特殊カードをどのタイミングで使うかの判断が難しいということ。
大富豪における特殊なカードは8切りやジョーカー、11バックくらいですが、【ザ・ヒューメイリアン】は、
・フクロウ⇒そのターンに限り、革命を起こせるカード
・天使(数字の7)⇒場を強制的に流せるカード。トランプにおける8
・ドクロ(数字の6)⇒出した時点でポイントが得られるカード
・ヒューメイリアン⇒最強のカードとして、また他のカードの代わりとして使えるカード。トランプにおけるジョーカー
・プロビデンスの目⇒相手の手札を見る、もしくは7切りを防げるカード
といったように、数字以外のカードも多数存在するのです!
また手札を全て無くすことよりも、いかに早く自分の山札をなくしてポイントを稼ぐかで勝敗が分かれます。
これまでの取材でみなさんのプレイを見てきましたが、実際に遊んでみて改めて【ザ・ヒューメイリアン】の奥深さがわかりました!
ちなみに結果は……関さんの完璧なアシストのおかげで、TOMさんに勝つことができました。
TOMさん、お付き合い頂き、ありがとうございました!
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今回はまだ世に出ていないゲームに出会うことができ、本当に楽しい時間でした!
TOMさん、そして上野上さまの皆さま、ご協力ありがとうございました!
今後も全国各地のボードゲームカフェにお邪魔する予定です。
関暁夫があなたの街のボドゲカフェに現れるかも?!
関さんに来てほしいというボドゲカフェ関係者の方、ぜひご連絡ください!
次回はどんなボードゲームに出会えるのか。乞うご期待です!
《ライター:はづきへちま》
Twitter:https://twitter.com/hechimaluchima