Mr.都市伝説 関暁夫、ボードゲームを学ぶ！【10billionpoint篇】
Mr.都市伝説 関暁夫考案のカードゲーム【ザ・ヒューメイリアン】。
大富豪をベースとして運や心理戦の要素を合わせ持ったゲームで、たくさんの方に楽しんでいただいております。
さらにこのゲームのおもしろさを広めるとともに、ボードゲームの世界を学ぶべく関さん自ら全国のボードゲームカフェを巡る企画『関暁夫、ボードゲームを学ぶ。』
第三弾の今回は、神楽坂にあるボードゲームカフェ「10billionpoint」からその模様を発信していきます！
前回取材させて頂いた「Popcorns*」の米田（こめだ）さんにアシスタントをしていただきました。米田さん、ご協力ありがとうございます！
10billionpointとは
10billionpoint(テンビリオンポイント)、通称「100億点カフェ」は今年2月に神楽坂にオープンしたボードゲームカフェです。
約600種のボードゲームを取り扱っており、どれでも自由に遊ぶことができます。もちろん初心者の方にはスタッフがオススメのボードゲームや遊び方を教えてくれますよ。
最近仕入れたものやスタッフのオススメゲームはお店の入口付近に。
奥には、よりメジャーな作品やルールが少し複雑なマニア向けの作品が陳列されています。
品揃えが豊富すぎます！
定期的にイベントを開催しているそうで、取材日にはボードゲームに関するクイズ大会が催されていました。
ボードゲーム流行のきっかけ
今回取材に対応してくださったのは、10billionpointのヒガさんです。
関「この連載のコンセプトは、『ボードゲームカフェってどんなところ？お客さんはどんな人たちで、お客さん同士はどんなコミュニケーションをとって楽しんでいるんだろう？』ということをお伝えすることです。
ちなみに、ボードゲームっていつ頃から流行り始めたのでしょうか？」
ヒガ「大きな契機となったのは、おそらく2011年の震災の頃からだと思います。
当時大規模な停電がありましたよね？その時に電気なしで遊べるということでボードゲームに注目が集まったんです。
あと時期は少し前後するかもしれませんが、エポックメイキング的な、つまり革新的な作品が出たことも大きいです。」
関「エポックメイキング的なゲーム。どんなゲームなのか気になります。」
ヒガ「【ドミニオン】というゲームです。
それまでのボードゲームはボードと駒があったり、サイコロを振ったりして楽しむ形態が主流だったのですが、【ドミニオン】は、カードを主体としたゲームです。この作品がドイツの一番面白いボードゲームを決める賞で大賞をとったことで、これまでカードゲームだけを楽しんでいた層もボードゲームに興味を持ち始めました。」
関「僕の考案した【ザ・ヒューメイリアン】もカードゲームですし、カードゲーム型のボードゲームがきっかけというのは、なんだか嬉しいですね。」
ヒガ「もともとマジック・ザ・ギャザリングや遊戯王などカードゲームが好きな層は多いので、そういった層も一緒に楽しめるようになったことでボードゲーム界はさらに活気づきましたね！」
ヒガさんオススメのゲームをやってみよう①【ドミニオン】
関「【ドミニオン】はこのお店にありますか？」
ヒガ「ありますよ！
ドミニオンは、中世欧州の小王国の領主になって自分の領土を拡大していくというゲームです。シリーズがいくつかあって細かいルールは異なるのですが、今回は基本セットの第ニ版で遊んでみましょう！」
関「何人で遊べるんですか？」
ヒガ「2〜4人です。プレイ時間はだいたい40～50分くらいですかね。」
関「せっかくなので4人で遊んでみましょうよ！」
急遽、お店のお手伝いに入っていたスタッフさんにもご参加いただき4人でプレーしてみることになりました。
さっそくヒガさんにカードを配ってもらい、ゲームスタート。
関「おお！都市伝説好きにはたまらないイルミナティカードみたいですね！」
【ドミニオン】のルールは、自分の山札を用意し、カードの効果を活用しながら得点となるカードを集めるというもの。
自分のターンでは、ABCの行動を行います。
A⇒Action（アクション）：カードを使用してアクションを1つ実行する
B⇒Buy（購入）：お金を使用してカードを購入できる
C⇒Cleanup（クリーンアップ）：残りの手札と、アクション、購入フェイズで使用したカードを捨札置き場に置く
ABCの行動を繰り返しながら手持ちのカードを強化してポイントを集めていきます。
関「【ドミニオン】はそれまでのボードゲームの常識を覆したゲームなんですよね？」
ヒガ「はい。【デッキ構築型ゲーム】と呼ばれていて、うまく組み合わせて最高のデッキを構築するとカードコンボを決めることができるんですよ。マジック・ザ・ギャザリングなどのカードゲームで遊んだことのある方には伝わると思うのですが。
最初に持っているカードはあまり強くないですが、ターンを進めながらどんどんデッキを強化していくところに面白さがあります。
……まあ、なかなか奥が深いので、初心者には少しオススメしづらいゲームでもあるんですけどね（笑）」
ヒガさんのオススメゲーム【ドミニオン】は、経験豊富なヒガさんの勝利でした！
ヒガさんオススメのゲームをやってみよう②【ラミィキューブ】
関「海外のボードゲームが多いですが、日本のゲームで好きなゲームはありますか？」
ヒガ「【ごいた】という石川県、能登半島の伝統ゲームが好きですね。将棋に似たコマを使ってペアで戦う読み合いが楽しいゲームです。」
米田「ゲーム研究家の草場純さんが広める活動をしているゲームですよね！」
ヒガ「あと最近は、【箸拳（はしけん）】というゲームも好きです。用意した3本の箸を隠して、今何本持ってるのかを当ててもらうというお座敷遊びです。」
関「お座敷遊びってやってみると結構楽しいですよね。ルールは簡単ですし。
この国のボードゲームの基盤となっている気がします。」
ヒガ「はい。そういうちょっとしたゲームが好きなんです。
今回は、僕が老後ずっとやっていたいと思うくらい好きな【ラミィキューブ】というゲームをやってみましょうか！」
米田「【ラミィキューブ】、興味はあったけどやったことがなかったので楽しみです！」
ということで3人で【ラミィキューブ】に挑戦します！
【ラミィキューブ】は、UNOのようなゲームで、ランダムに14枚タイルを取って初期の手札とし、順番に出していって手札が最初に無くなった人が勝ちとなります。
遊ぶときの見た目が麻雀と似ていることから、「イスラエルの麻雀」とも呼ばれているそうです。
主なルールとして、
・３枚以上の塊で、同じ数字か連番でなければ出せない
・同じ数字の場合全て別の色、連番の場合は同じ色でなければならない
・一番最初は数字の合計が30以上になるように出さなければならない
・1分以内に自分のターンを終える
というものがあります。
ヒガさんに説明頂いてから始まったのですが……。
ヒガ「あ、米田さん。同じ数字で出す場合は別の色でないとダメです……。
あ、それは連番なので色を統一しなくちゃいけなくて……えっと、それでは合計数が30になってないですね。」
関「……説明聞いてた？（笑）」
米田「ごめんなさい（笑）手札全部明かしちゃいましたね…。」
米田さんのプレイミスのおかげでルールを再確認することができました（笑）
気になるゲームの結果は……ヒガさんの勝利！
米田「頭使いますけど、本当に面白いゲームですね！」
関「頭の良いプレイヤーと最初にプレイできると勉強になりますね。ヒガさん、数学が得意だったりします？」
ヒガ「いえ、数学は全然。【ラミィキューブ】は慣れの部分が大きいゲームですよ。」
関「アナログゲームって、コミュニケーションで人と繋がれるのがいいですよね。」
ヒガ「はい。僕は人と話すのが苦手なんですけど……」
関「そうなんですか？今日、たくさんお話させて頂いてますが。」
ヒガ「ボードゲームを通じてだと自然に話せるんですよ。」
関「人との時間を大切にされる方なんですね。
ラミィキューブ、すっかりはまってしまったのですがお店でこのゲームは購入できますか？」
ヒガ「残念ながら店舗ではゲームの販売はしていないんです。
ただ、お店にいくつか用意しているので今遊んだものでよければお売りしましょうか？」
関「良いんですか！？ぜひ購入させてください！」
米田「いいな～Popcorns*にもぜひ売ってください！」
関「え、僕が今買ったものを？まさかのアシスタントからの強奪！（笑）」
米田「【ラミィキューブ】で遊びたいときはぜひPopcorns*まで遊びにきてください！」
ヒガ「10billionpointではひたすら【ラミィキューブ】をするというイベントを開催しているので、ぜひイベントもよろしくお願いします！」
いよいよメインイベント、【ザ・ヒューメイリアン】対決！
最後はヒガさんに【ザ・ヒューメリアン】に挑戦して頂きました！
まずは、ヒガさんVS米田さん戦。
関「米田さんには僕がサポートとして入りますね」
ヒガ「え！ゲームを熟知されてる関さんのサポートが入ったら、勝てる気がしないのですが（笑）」
関「大丈夫。【ザ・ヒューメリアン】は運の要素も大きいですから。」
とのことでしたが、慣れもあるのでしょう。結果は米田さんの勝利となりました。
関「でも本来は3戦ゲーム制なので、このあと勝敗がひっくり返ることもありますよ。」
ヒガ「勝負で勝っても点数で負けることもあるんですよね？いや〜よくできてる！」
続いて、ヒガさんVSラスボス関の対決。
【ザ・ヒューメリアン】は戦略はもちろん運も重要となるゲーム。下に何が隠れてるかは運次第、というのも面白いところです。
さて、運命の結果は……やはり関さんの勝利！さすがです。
今回のゲームでは「革命」も起こりました！
ヒガ「悔しいですが、完敗です。革命を使われると、こうも戦況が変わるんですね。」
関「でも良い勝負で楽しかったです！またお店に来させていただくのでその時に再戦しましょう。」
ヒガ「ぜひ！僕もお客さんとたくさん遊んで強くなっておきます！」
関「いいですね～。
僕は人との交流がその人自身の財産になると思ってるんです。そういう魅力をボードゲームを通して伝えていけたらいいですよね。」
ヒガ「ボードゲームをやってると自然と会話が盛り上がるんですよね。今後もボードゲームカフェでいろんな人との交流を楽しんでいきたいです！」
↓ ザ・ヒューメイリアンの購入はこちらから！
今回の取材でもボードゲームを通じて素敵な時間を過ごすことができました！
【10billionpoint】の皆さん、ご協力ありがとうございました！
次回はいったいどんなゲームを紹介頂けるのか？ お楽しみに！
今後も全国各地のボードゲームカフェにお邪魔する予定です。
関暁夫があなたの街のボドゲカフェに現れるかも？！
関さんに来てほしいというボドゲカフェ関係者の方、ぜひご連絡ください！
次回はどんなボードゲームに出会えるのか。乞うご期待です！
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