2024/7/18 「自分の味方は自分だけ」 vs 「自分の1番の敵は自分自身」

朝起きて、メールを開き、また一社落ちてしまったことを知った。これまで受けていた会社からはかなり志望度を下げ、かといって準備不足感はなく、正直落ちるはずがないと思っていた。非常に、とても、苦しい。
今日は研究室で大事な用事があったけれど、仮病を使ってしまった。ベッドから起き上がれなかった。どうせ行ったところで使い物にならなかっただろうから、教授や研究室のメンバーからおれへの心象が、最悪からもっと最悪になるだけだから今更どうだっていいんだけれど。それでもまた、自分自身を少し嫌いになった。
昼間はベッドの中で会社説明会を聞き、ESをかき、Webテストを受けた。今更もう自分にあった職や会社なんて選り好みもしないが、思い入れもないので、受かったらいいねって感じでエントリー数だけが増えていく。
食欲は全くなかったが15時ごろ、胃液で内臓が焼けそうになるのを感じたので無理矢理好物の海鮮丼をかきこんだ。美味しくも、不味くもなかったが、余計な金を使ってしまったなと思った。
放心状態で天井を見つめていると、いつの間にか日が落ちて、また夜になって、腹だけが減り、マックをデリバリーしてもらい、また余計な金を使ったな、とつぶやく。口座の残高は再来月、マイナスになる計算だ。
就活が悪いんじゃない。研究室が悪いわけでも、親や友達や環境はなんなら少し恵まれているはずだ。そのはずなのに、何もやる気になれず、心療内科のホームページを見て、AIで診断を受け、「適応障害」や「学習障害」の可能性を示すスコアが高いことを確認して安心して、その後泣きそうになる。
少し前まで心の支えだった音楽やお笑いも、楽しめないようになってきた。おれの好きなものを頑張って、結果が出ている人を見ると、好きでもないものを頑張って、結果が出ずに、泣いてばかりいるおれが余計に惨めに思えてしまう。
今、何もやる気がでない時に見ているのは、天井、漫画、スポーツだ。漫画も大抵はファンタジーか、スポーツ漫画だ。これからどんなに努力してもおれのなり得ない（し、望んでもいない）世界で輝いている人を見ると、おれもおれの知らない世界で輝けるかもしれない、と思う。ポジティブどころか最悪だ。漫画やスポーツを通じて、おれは存在しないおれに、現実のおれの夢や希望を押し付けているだけなのだ。そうすることでしか救われないのだ。