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IDEAFULで1000いいね以上獲得した、嫉妬級アイデアまとめ *随時更新

こんにちは、IDEAFULです。いつもご覧頂きありがとうございます。

中の人である私は、日中で約15年ほど広告業界のクリエーティブビジネスを中心に携わっています。そんな私が約4−5年ほど前に、日本で某大手企業のSNS担当をしていた時、とにかく多くのいいねやリツイートを獲得しているエンゲージメントレートの高い事例を集めては、因数分解してその理由を探るというリサーチを繰り返していました。

そこで分かったのが、いいねされているツイートも玉石混交で必ずしも質の高いポストだけではないということです。例えば熱狂的なファンのいるアイドルやキャラクターなら何をつぶやいても話題になってしまう。本当に参考になる事例のみを探すのはとても困難で、因数分解するにはそれなりに知見や経験が必要であることが分かりました。

そこで、私の自らの経験を生かして企業のSNS担当や企画に従事する方が見たらお役に立つであろう、IDEAFULのTwitterアカウント内で1000いいね以上を獲得した嫉妬級アイデアのみをまとめて因数分解してみることにしてみました。どれも世界の素晴らしいアイデアばかりですし、その紹介のみならず私なりの考察も加えておりますので、企画を生み出すヒントやネタ探しなどの用途でぜひご活用ください。

こちらの記事は随時更新していきますので、一度ご購入頂いた方は定期的にチェック頂けると嬉しいです。

腰をかがめずに苗を植えられる、イノベーション農具

苗を植えるための器具。一見地味なのですが、実はイノベーションなのでは?という語りかけをしたところ、2万以上のいいねを獲得し多くの会話が創出されました。農業に関わる方のコメントも多かったのですが、そうじゃない方も「おばあちゃんに買ってあげたい」など、優しい声が散見されました。一般的にサイエンスやテクノロジーが向かない分野というのがありますが、農業はまさにそれだったかもしれません。灯台下暗しのこちらのアイデアは、社会に役立つイノベーションとしてシェアするに値すると思った方が多かったのではないでしょうか。また、アイデア自体もとてもシンプルにペインポイント(農作業は腰を痛める)を解決していたので、その明快さも奏功したと思います。

理想の子育てとは程遠い、リアルな子育てを描写したCM

こちらはベビー用品のBabyganicsというブランドのCMで、約2分弱もある長尺なのですが非常に多くのコメントが寄せられました。数百件のコメントを読んでみるとその大半が「よくぞリアルな子育てを描いてくれた!」という共感の声であることが分かります。CMとは一般的に「理想の世界を商品で実現する」というストーリーで描かれることが多く、日常とはいささか乖離している物です。しかし、このCMではとにかく日々悪戦苦闘している両親を描くことで、嘘のない子育ての姿を描写していました。「インスタみたいなCMではなく、こういうのが見たかった」というコメントが散見されたことからも、その描写のリアリティーが称賛されたことが分かります。CMでは完全なものを描きがちですが、特にソーシャルメディアにおいてはリアリティーのあるものを描く方が共感を生み出すやすいのではと思います。

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