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CCC(Ulitra Trail du Mont Blanc)のこと Vol.1 エントリー

2014年の8月にUTMBのレースの1つであるCCCに参加した。

自身初の海外レース。おまけに海外旅行も中学校の時に家族で行った韓国旅行以来で、当時の自分にとっては結構な冒険だった様に思う。

もう6年も経ってしまってて、当時の記憶が曖昧になってきてるけど備忘録として残すために、今更ながら書き残すことにした。

2013年12月末、僕のFacebookのタイムラインは1つの話題で沸いていた。

UTMBのエントリーである。

トレランを初めて1年程経っており、もちろんUTMBの事は知っていた。トレランレースの世界最高峰であり、トレランをする人(主にロングレース中止の人)は実現性の可否に関わらず誰もが一度は憧れる舞台だと思う。

エントリーした事をFacebookで報告する友人達を見て、「良いなあ、羨ましいなあ。」とは思っては居ても、レース自体の参加が少なく、ましてや100マイルを走る事なんて自分にはまだまだ経験も実力も無かった。でも、なんとかしてこの“UTMBエントリー祭り”に参加したいと思った僕は、UTMBの姉妹レースであるCCCにエントリーする事にした。なぜCCCかと言うと、エントリーするためのポイントが無かったからである。その時参加していたポイント対象レースは2つ合って「OSJ八ヶ岳(100km)」と同じく「OSJ氷ノ山(78km)」だった。また、今回落選したとしても、翌年UTMBにエントリーした際に抽選確率が2倍になるので、翌年UTMBを目指した場合の事前準備にもなると思っていた。※

※実はこれは勘違いで、CCCで落選した場合UTMBとカテゴリーが違うので、翌年のUTMBで抽選確率が2倍になる事はありません。

そして、トレラン・ウルトラマラソンメディアのDogsorcaravanのUTMBエントリープロセスの解説を見ながら、初めて英語での登録に戸惑いつつも、何とかエントリーを完了した。海外レースを複数回経験している人にとっては当たり前の事ですが、こうやって一度海外レースのエントリー方法を経験しておくと後は簡単です。国内のランネットやスポーツエントリーの登録手順がほぼ同じな様に、海外レースも登録手順が同じ(外国語なだけ)なので、一度登録手順が分かったら、大体のレースにはエントリー出来ると思います。

デポジットのも済ませ(エントリーの時点で50ユーロを払い、当選した場合は残金を支払い、落選の場合はお金が戻ってきます)後は結果を待つのみである。

2週間後に当選結果のメールが届く。厳密にはUTMBサイトのマイページで確認するので、メールには当落は書いていない。どきどきしながらページを開く。

当選してる!!!

頭が真っ白と言う訳では無いが、ノリで申し込んでいた事もあり、まさか当選するとは思っていなかったのでちょっとパニック状態になる。間違ってないかと何度も確認したが、どうやら当選している様だ。サイトには当選後のプロセスが記載されており、エントリーフィーの残金やメディカルサーティフィケイトなるものを出す必要がある事が分かった。残金は登録したカードからそのまま引き落とせば良いが、面倒なのはメディカルサーティフィケイトである。内容としてはレースに出るにあたり、参加者が健康体である事をドクターに証明書を書いて貰えという事らしい。海外で、しかもトレイルランというマイナースポーツに出るために、健康だと証明してくれるお医者さんなんて何処にいるというのか。

とりあえず周りの当選者の友人に聞いてみると、いくつかの病院に連絡して事情を説明し証明書を書いて貰ったらしい。うーん、遠いが友人と同じ病院で貰おうかな、その方が説明の手間が省けるし、、、などと思っていた矢先、そういえば自分にはトレイルランナーでドクターの知人が居る事を思い出した。当時は何回か喋ったことはあるものの、さほど面識が多く無かった様に思うが、意を決してコンタクトを取り快諾頂いた。

第一関門とも言える、エントリープロセスを終了しいよいよ本格的な準備を始めることとなった。





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