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ビジネスの第一歩を学ぶ -ビジネスプランニングをマスターし、想いを形に! 【ヘルスケアビジネスコース#2】

2021年7月24日 (土)、にいがたヘルスケアアカデミー・ヘルスケアビジネスコースの第2回講義が開催されました。

今回のテーマは『ビジネスモデルとビジネスプランの作り方』、講師にはブレイクポイント株式会社代表取締役 若山泰親氏を迎えました。

本記事では、ヘルスケアビジネスコース第2回講義の様子を簡単にお伝えします。アカデミーに興味のある方、新潟のヘルスケアを良くしたいという思いをお持ちの方、医療課題に対してアクションを起こしていきたいと思っている方は必見です!


『ヘルスケアビジネスコース』
全体スケジュール

2021年7月から始まったヘルスケアビジネスコースは、下記スケジュールで進んでいます。

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講義 『ビジネスモデルとビジネスプランの作り方』 -若山泰親

■ 若山泰親(わかやま・やすちか)氏
ブレイクポイント株式会社 代表取締役
早稲田大学第一文学部卒業。慶應義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)修了。大倉商事株式会社にて非鉄金属輸出取引に従事した後、複数の新規事業開発に関与。株式会社イデアインターナショナルでは株式公開準備室長として、資金調達や業務フロー改革、株式公開準備業務を統轄。2004年にブレイクポイント株式会社を設立。これまで300社以上のスタートアップ及びベンチャー企業を支援し、多くの成功事例、失敗事例を経験。慶應義塾大学大学院経営管理研究科非常勤講師、グロービス経営大学院講師を務める。

若山


講義の内容

1. 事業とは
2. ビジネスプランニング(1) _ コンセプト
3. ビジネスプランニング(2) _ 戦略
4. ビジネスプランニング(3) _ 財務


講義の様子

事業成功の定義に関するお話からスタートした今回の講義では、コンセプト(事業コンセプト・環境分析)や戦略(戦略・アクションプラン)、また、事業計画(売上計画・損益計画と資金計画)など、ヘルスケアビジネスを進めていく上で欠かせない『ビジネスプラン』の作り方について丁寧に学んでいきました。

これまで300社以上のスタートアップおよびベンチャー企業を支援してきた若山氏から伝えられる成功・失敗事例やフレームワークなどの実践的なお話は、これからチームでビジネスプランを作成していくアカデミー生にとって非常に学びとなる内容でした。アカデミー生の真剣に話を聞く姿からは、新潟の課題解決に向き合う強い熱意が感じられました。


講義のポイント紹介

講義の中で若山氏からお話のあったポイントを、一部紹介します。

■ 事業成長のコツ
誰が・どうやって・どんな価値を提供し・どんな未来を描くのかという軸を、最初からきれいに定義することは難しいです。しかし、この軸を整理しながら進めていくことで、良いコンセプトが出来ていくでしょう。

出発点があるからゴールがある” 

事業においては「なぜ、私がやるのか?」を常に問い続けながら成長していくことが、一つのカギとなります。

また、ニーズがないものを作らないことも大切です。当たり前のことのようですが、実は、市場におけるニーズのない事業は42%にものぼるという報告があります。これを解決するには、良い課題を見つけるしかありません。課題は、顧客に聞いて教えてもらえるものではないため、課題を発見する視点が非常に大切となります。

課題の設定を行う際は、自分自身や家族、友人、コミュニティ、企業など誰の課題を解決するのかといった顧客設定が大切になります。また、最初から大きな課題に取り組むのではなく、解像度と切実度が高い課題から解決することが重要です。多くの人に共通する課題にフォーカスすると、より広がりやすいでしょう。

■ ビジョン軸の作り方
事業のビジョンを作る際の軸としては、原体験、情熱や欲望、発見、理想といったものを大切にすると良いでしょう。また、ビジョンの整理をする際には、組織の存在域や使命・ミッション、実現しようとする社会や組織の将来像、組織が共有する価値観を考えると上手くいきます。ビジョンは、経営理念の主要パーツとなります。

■ 経営戦略
経営戦略は、ビジョンと現場とのギャップを埋めるための基本的な方法と定義されます。経営戦略を立案する際は、ビジョンを定める、環境を分析する、環境分析と現在活用できる敬愛資源との関係を踏まえビジョン実現の方法とKSF(Key Success Factor, 重要成功要因)を具体的に考えるといった手順を踏みます。

事業創出の戦略としては、マーケティング戦略や競争戦略があります。そのうち特に大切なのはマーケティング戦略です。仮説を高速で数多く回し、次のステージを目指しましょう。戦略を立てる際に有効なフレームワーク(分析方法)はたくさんあるので、必要に応じて活用すると良いでしょう。


■ 財務計画
財務計画では、数字と裏付けの連動が重要です。定量的な裏付け・定性的な裏付けと同時に、売上計画・損益計画・資金計画を作成します。

これらの知識をインプットし、実際のビジネスプランを作成を進めていきましょう。

まとめ

今回はビジネスを作り上げる基礎となる、ビジネスモデル・ビジネスプランの作り方を学びました。アカデミー生は一連の講義の学びを活かしながら、チームごとに新潟のヘルスケア課題解決に資するビジネスプランを作成していきます。どのようなプランができあがるか、楽しみですね。運営メンバーも各チームを全力でサポートしていきます!


にいがたヘルスケアアカデミー
受講生:新潟のヘルスケアをより良くしたい!と考えている県内外の方々
主催:ヘルスケアICT立県実現プロジェクト
運営:株式会社BSNアイネット・ハイズ株式会社
後援:新潟県
Twitter:アカデミーの活動や関連情報、新潟のヘルスケア情報や潜在的な課題などを発信しています。

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