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会計スキルをマスターし、新潟のヘルスケア課題解決に挑む! 【ヘルスケアビジネスコース#5】

2021年9月9日 (木)、にいがたヘルスケアアカデミー・ヘルスケアビジネスコースの第5回講義が開催されました。

今回のテーマは「収支・資金計画」、講師には宮入 則幸氏をお迎えしました。

本記事では、ヘルスケアビジネスコース第5回講義の様子を簡単にお伝えします。アカデミーに興味のある方、新潟のヘルスケアを良くしたいという思いをお持ちの方、医療課題に対してアクションを起こしていきたいと思っている方は必見です!


「ヘルスケアビジネスコース」  全体スケジュール

2021年7月から始まったヘルスケアビジネスコースは、下記スケジュールで進んでいます。

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講義 「収支・資金計画」

講義の流れ

19:30- 開会・講師紹介
19:35- 講義「収支・財務計画」
20:35- 質疑応答
21:05- チームでの振り返り
21:30   終了

講義の内容

・収支計画(損益計画書)
・資金計画(キャッシュフロー計画書)
・資金調達の予定

講義の様子

本講義の目的は、企業活動における定量化の重要性を理解すること、また、収支計画や資金計画書を実際に作成できるようになることです。事業の成功には欠かせない収支計画と資金計画をメインに、一つずつ丁寧に学んでいきました。

普段、仕事や学業で財政面に関わらない方にとっては、ややとっつきにくいお金の話。しかし、講義を真剣に聞くアカデミー生の姿からは、新潟の課題解決に向き合う強い熱意が感じられました。9月25日のビジネスプラン発表会に向けた最後の講義、一段と熱が入ります。


講義のポイント紹介

■ 会計を学ぶ理由
会計を学んだ方が良い理由、それは、株主や投資家、社内・経営陣、顧客などのステークホルダーと、将来予測や分析、意思決定などのコミュニケーションをする際の共通言語となるからです。

キヤノン株式会社代表取締役会長CEOの御手洗冨士夫氏の言葉に「数字なき物語、物語なき数字に意味はない」というものがあります。また、京都セラミック株式会社取締役名誉会長の稲盛和夫氏の言葉には「会計がわからなければ、真の経営者にはなれない」というものもあります。

有名な経営者たちの言葉からも、会計を学ぶ必要性がとって伺えます。この言葉を胸に、少しずつ勉強していきましょう。

■ 収支計画
収支計画には、売上計画と損益計画があります。売上計画は、業種やビジネスの特性によって構成要素が異なります。売上構造を分解・分析することで、計画妥当性の検証を行います。損益計画では、売り上げから費用等を引いたものが利益となります。事業計画書作成段階では、①売上総利益 ②営業利益 ③経常利益 の3つの利益を中心に考えていくと良いでしょう。

■ 企業が事業継続できなくなる時
企業は、赤字でも事業を継続できる場合もあれば、黒字なのに事業を継続できなくなる場合もあります。事業の継続ができなくなるのは、資金繰りが詰まった時です。例えば、事業を進めていく際に支払いと回収がズレる場合は、その間の期間をきちんと運転できるように資金を用意する必要があることを覚えておきましょう。

■ 資金調達について
資金計画で必要額を算出し、必要な金額の調達を行います。その際に重要なのは、一定の自己資金を用意することです。また、これまで作成してきたストーリーと数字の説明がきちんとできるようにすることも重要なポイントです。資金調達には、自己資金、借入(政策金融公庫の創業融資)、資本(エンジェル投資家やベンチャーキャピタル)、公的支援、その他・クラウドファンディングなどがあります。適切な形を選びましょう。


まとめ

今回は、ビジネスを作り上げるうえで欠かすことのできない収支・財務計画について学びました。アカデミー生は一連の講義の学びを活かしながら、チームごとに新潟のヘルスケア課題解決に資するビジネスプランを作成しています。

次回のnote記事では、ビジネスプラン発表会本番の様子をお伝えします!各チームどんなビジネスプランが出来上がっているのか楽しみですね。


にいがたヘルスケアアカデミー
受講生:新潟のヘルスケアをより良くしたい!と考えている県内外の方々
主催:ヘルスケアICT立県実現プロジェクト
運営:株式会社BSNアイネット・ハイズ株式会社
後援:新潟県
Twitter:アカデミーの活動や関連情報、新潟のヘルスケア情報や潜在的な課題などを発信しています。

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