学校はどこから来てどこに向かうのか-休校を経験した中学生に伝えたいこと-[後編]
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歴史に目を向ける-その2-提供された課題だけをこなしていたらいかに危険かを説いた文献があります。
1977年に刊行された「脱学校の社会」という本がその一つです。
著者である社会評論家のイヴァン・イリッチは、学校で決まったことを教える仕組みについて、「教授されることと学習することを混同する恐れ」があると警鐘を鳴らしていました。
最初から簡単に予想できる正解を導いたり、求めている正解を空気を読んで発言してみたりした経験はないですか?これが一種、教授される教育