ひよっこ教員、国語の授業を受け持ちました
こんにちは。今年は2年ほど続けた算数を離れ、初めて国語を受け持ちました。そんな1ヶ月あまりの思いを綴ります。
記録は何にする?
国語の授業を担当してみて、最初に悩んだのは記録媒体です。
私の役割は国語のコラム的単元と書写。
担任の先生の隙間を埋める授業なので、そのまま国語のノートを使うというより、新たに自分用に作ったほうが楽だな、と感じました。
そこで昨年の低学年算数でかなり磨いたWordの腕を活かして、ワークシート形式にすることにしました。
毎回作成するのは大変ですが、指導書を読み込むと少しずつ国語の授業の流れと、それに伴うテンプレートが見えてきて、今では既存ファイルをちょこっと修正して使いまわしています。
ワークシートにするとメリットがあります。
1.学習の履歴がひと目でわかる
2.継続した学習の流れが見える
3.1年間を通じたポートフォリオができる
特に、ポートフォリオ化は重要と考えています。
単発化しやすい1時間のコラム授業を、中長期的な視点で見ることができるのと同時に、読み返すことで自身の学習の変化も見えますし、成長の度合いも体感できると思います。
授業の肝は「振り返り」
私のコンセプトは振り返り重視です。
単に授業を受けて、はい、終了では本当の学びじゃないと思っています。
意識を高める、文章力を高める上でも、昨年度出来なかった振り返りを徹底的にやってもらっています。
振り返りは毎回終了前の5分間。まだ最初なので感想(できた、おもしろかった・・)主体ですが、慣れてきたらもう少し深掘りをしてもらう予定です。
目指すは能力の高い子がすでに行っている「○○できたので~してみたい、~は○○と関係がありそう」といった自己評価や考察を交えた振り返り。
こういった一歩上を行く意見はどんどん共有し、全体の底上げにつなげたいと思います。
目標は国語でもICTが実現できることの証明
今はもっぱら印刷物主体のアナログ指導ですが、支援員経験者としてはICTを活用する野望は潰えていません。
「言語活動」がメインなので、となると強みを活かせそうなのは「伝え合い」の場面。
だいたいグループ等で行われると思いますが、ICTを使えばアナログでは実現が難しいとされる「個人→グループ→全体共有」という協働学習に発展できると考えます。
たとえばGoogleであればスプレッドシートを共有設定し、一つのファイルに各々が考えを記入すれば全員の意見が一目瞭然できます。
他にもドキュメントやスライド、Jamboard等を個別入力し、画面共有ソフトで一斉提示しても全体共有は可能です。
ただ、担任の先生は「国語でタブレットを使うのは・・」と消極的なので、結果を残せば私も自信がつきますし、なにより「国語でもICTは効果を発揮できる」と知ってもらえるチャンスではないかと感じています。
残念ながら授業時数の関係上、まだイメージのみですが、早いうちに実現を目指したいです。
国語のみならず、一人一人の考えをその場に留めず、多様な考え方に触れさせるのが今の教育と考えます。
アナログでは実現が難しい。もっといい意見を全体に広めたい。
そんな思いを実現させてくれるのがICTだと思っています。
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