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フィクションがリアルを超えてしまった。誉田哲也『背中の蜘蛛』を読む

 エドワード・スノーデン氏が命がけで暴露したアメリカの自国民を監視するNSAのシステム 「プリズム」「エックスキー・スコア」などが日本の警察に提供されているということがベースになっている小説だが、これを読んで、ゾッとした。警視庁は決して認めないだろうが、そういうシステム(スパイダー)がすでに運用されていてもおかしくない。まさに、個人のプライバシーなど完全に国家に握られてしまっているのだ。

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