見出し画像

日記 8/7

朝、カーテンを開ける。
薄暗い白い部屋に光が真っ直ぐに差し込んでくる。
わたしはこの瞬間を愛している。自分のからだにも光がいきわたっていく。
なんのために生きてるのと聞かれてもわからないけど、このためかもと思える。

シュワルツコップのモーツァルト歌曲集をかける。
10代のころ、好きでよくレコードをかけた。特にB面が好きだった。

朝ごはん
昨日買ったイリエのクリームパン、コーンスープ、コーヒー。
トースターで温め直したら焦がしちゃったので、写真はない。

夜ご飯
オムライス、トマト

わたしはほんとうに美味しそうに盛り付けるのがじょうずだ。
ひとりで食べる。

りんごを食べる。

紅茶をいれて、音楽をかける。

バッハ マタイ受難曲 ヘレヴェッヘ 
北の国から 完全版


北の国からの本当に序盤に出てくる好きな台詞を思い出す。

さよならするとしたら、握手がいるの?
…いいじゃない、本当に別れるんだったら。偶然会うなんて、考えないわ、私。
下北沢には二度と来ないし、別れたら来ないわ。そういうとこ私。
多分、一生来ないと思う。
何年たっても、井の頭線や、小田急にのっても、下北沢にはもうおりないわ。
私の東京の地図の中では下北沢は永遠にまっ白。
人が別れるってそういうことじゃない?

いつか真似して言ってみたくて、暗唱できるほど観た。

わたしはとんでもないいロマンチストに生まれてしまったので、よく本や映画、ミュージカルのセリフなんかを現実世界に持ち込んでしまう。

10代のころ、好きな人ともう会えないかもしれないという別れ際に、バイロンの詩句を言ってしまったこともある。今思い出すとその若さに笑ってしまう。まあ、相手も鬼ロマンチストだからいいんだけれど。

Fare thee well! and if for ever,
Still for ever, fare thee well:

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?