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ICI Idea Competition 受賞者様を紹介します!第二回 東京藝術大学3年山本佳奈様

こんにちは。
総合イノベーションプラットフォームICI総合センターです。

今回のICI noteでは、2020年10月14日オンラインで行われたコロナ対応に関してのビジネスコンテストICI Idea Competitionでの受賞者様と受賞したプランについてご紹介します!

第二回目は「技術・サービス部門」にて特別賞となった東京藝術大学山本佳奈様です!

以降は山本佳奈様作成の文章になります。

東京芸術大学 油画科3年 山本佳奈

ICI Idea Competitionに「消音マスク」という企画で参加させていただきました!そこで本来設定されていなかった特別賞という賞をいただくことができ大変嬉しかったです。後日立派な銀色の賞状盾をいただいたので玄関の一番目立つところに飾っております。

図1

いただいた賞状盾

企画紹介

「消音マスク」はマスク型デバイスのアイデアです。マスク内側の構造で装着者の声を消し、他の人に聞こえなくします。コロナのせいでマスクの装着率がほとんど100%になってしまったことで怪しまれずに使えるというコンセプトです。

図2

図3

ICI Idea Competitionで使用したスライド


今、私はいろいろな素材を使ってプロトタイプを作っています。コンペの時は声を消すのにはイヤホンのノイズキャンセリングなどに使われる技術(アクティブノイズキャンセリング)を使おうと思っていたのですが、同じ藝大の音楽学部の人に相談したところそれは難しいということが判明しました…。機材を使って実験もしてみましたがやはり音が小さくなっている実感は無く、コンペで発表した方法ではない方法を使っていこうと思っています。声を消すのは思った以上に難しいと痛感しておりますが諦めずにいろんな方法を試してみます。

図4

逆位相を用いた消音には課題が多い

誰にも気付かれずに声を出す事ができるマスクが実現すれば、人々にユニークな体験をもたらす事ができるでしょう。私が思いつくのは、映画を見ながら喋ったり電車の中で歌ったりできる、などですがもっといろいろあると思います。いろいろな人がいろいろなアイデアで使えるデバイスにしたいです。その為にはどうしても声を消せるようにならなくてはいけないので一生懸命考えたいと思います。