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プログラミングが人生を変えた「コラム」

驚きと生きる!
イチゼロシステムのゆうさんです。

最近、イチゼロシステムリメイク版がでて、数年前に比べ自分がだいぶ年を取っている様に見えた(笑)。
アンチエイジングに目覚める日も近いかもしれない。

今回は、プログラミングが出来るようになると、どうなるのかについての話です。

結論から言います。
プログラミングは、相当に人生を変えます。
といいつつ、プログラミングを学んでいない自分を知らないので、予測の域は出ません。

間違いなく言えることですが、プログラミングは、かなり楽しい。
手に入れることが出来る技術の中では、ダントツでエキサイティングです。
確かに、敷居が高いことは理解できます。
私自身も、まさか自分がプログラマーになるとは思っていませんでしたしね(笑)

もう一つ確実なことを言えば、プログラミングは、誰でも出来るようになるということ。
決して簡単だと言っているわけではありません。
何でもそうですが、絵は誰でも描けるが、面白くなるほど描けるようになるには、それ相応の体験と実践が必要なのと同じです。

したがって、プログラミングがどうエキサイティングなのかを知るには、それなりのプロセスを必要とするので、それが見えてくるまでやってみるしかない。

少なくとも、私はプログラミング習得に人の何倍も時間がかかりました。
寝ても覚めても取り組んでいたから人並みに出来るようになったに過ぎません。
感覚的に創造物を作ることはめちゃ得意でしたが、手続きを踏むような、学校で習うような学問に近いプログラミングというのは、とてもとっつきにくかったと記憶しています。

では、どうやってプログラミングが出来るようになったのか少しお話します。
学生の頃、プロダクトデザインの勉強をしていたのですが、丁度デザインの世界にもデジタルパブリッシングの波が来ていました。
つまり、DTPやCG、ノンリニア編集などです。

知り合いのバーに行ったときに、たまたま居合わせていた印刷会社の方から、声をかけられました。
私たちがMacintoshの話をしていたからです。
マック面白いらしいよ的な。。。(どうでもいい話w)
そこで、彼らにアルバイトで印刷用のヴィジュアルデザインをお願いされます。

おお!面白そうだ!
私は、コンピューターなんか持っていませんでしたが、快諾しました(笑)
学生友達に、最近Macintoshを買ったやつがいて、そいつに鉛筆で描いたラフを持って行って作らせようと思っていましたから、即答でした訳です。

そして、この仕事は上手くいきました。
加えて、印刷会社もこのデジタルパブリッシングに対して、右も左も分からない状態なんだということも理解しました。
学生だったので、「俺にも出来るぞ!」とワクワクしたのを覚えています。

それからすぐに、実家へ電話し、自分にピアノを買うつもりでコンピューターを買ってくれと意味不明な説明をして当時80万円もするコンピューターを買ってもらい、Macintoshを購入してから2週間ほどは、大学にも行かず引きこもりました。

当時、インターネットへ接続できるのは、大学内くらいだったので、ちんぷんかんぷんでしたが、専門書籍を探し回ったり、電機屋に入り浸ったりしてましたね。

そんなこんなで、いつの間にか、3DCGやら動画編集やらを行うようになっていました。
シンプルに面白かったからですが、それまで2次元で表現していたものが、3次元になり、止まっていた映像が、アニメーションするようになりと、やることが増えて行きました。

そして同時にその頃、ウェブサイトの構築に関する話も来たりしました。
まだ、Yahooって何?みたいな時だったし、Yahoo自体も今と比べると使い物にならないような物でした。

そのうち、このYahooみたいなシステムを作ることが出来ないかとの依頼が来ます。
何がどうやってこのような物が動いているのか、本当に右も左も分からない状態でしたが、本屋に並んでいる専門書を読めば分かるだろうと思い、やってみることにしました。

しかし、当時、地方の本屋には、コンピューター関連の書籍があまりなく、コンピュータープログラムについて、そのとき特に必要であったCGIについての本と、Javascript、HTMLについての本を買いあさり、脳みそが爆発しそうになっていました(笑)

当時の私にとって、それらはとても難解で、意味が分からないことだらけでしたが、どれもこれも、新しい体験の連続でした。
なんというか、魔法を使えるようになっていく様な感覚です。

同時に、コンピューターの仕組みが分かってくると、今まで使ってきたソフトや、世の中にあるコンテンツが、どうやって作られているのかがどんどん理解できていき、次から次に新し事にチャレンジしていきました。

そんな中で、オーサリングソフトにも手を出しました。
これは、アニメーションツールにプログラミングを追加できるようなソフトで、今でいうゲーム開発エンジンの様なものです。

当時は、directorというソフトがあって、Lingoスクリプトというプログラミング言語で開発することができました。

この頃には、それまでエキサイティングだったアニメーションには飽きていて、自律して動くアニメーションに興味が移っていました。
あと、3DCGですね。

2次元画像よりも、動画が面白くて、その動画よりも、インタラクティブな動画が面白い訳です。
その時は、インタラクティブ、つまり双方向のリアクションする映像に心奪われておりました(笑)
東京の企画会社に乗り込んだりもしました。(ハリウッドレベルの技術に驚いたw)

就職してから、本格的にアプリケーションソフトを開発するようになり、当時、印刷用の組版を自動的に行うようなものを作ったり、新しいウェブサービスを作ったりといろんなことを体験しました。

プログラミングによって何かを解決するには、その周辺の仕組みごと理解する必要がありますから、結構勉強する必要があります。

が、ここまでのことは、ほとんど自学習できました。
誰からか教わる必要もないと思います。
これは、誰にとってもそうだと思いますし、すぐに実践できます。

私にとって、プログラミングは、ひとつのパラダイムシフトでした。
デザインに対する考え方が逆転したと言っていい。
そもそもデザインというものをちゃんと理解していなかったと思う。
プログラミングを学ぶまでは。。。

プログラミングは、ロジカルな手続きに目が行きがちですが、物の抽象化の能力が飛躍的に高まります。
どうやったら期待通りに動くのかを考えたときに、思考を抽象化して整理する必要があるからなんです。

ものづくりの概念が180度変わります。
もっと言えば、命を生み出すという感覚にさえなる。
そして、続けるうちに、あるところからコンピューティング全体が見渡せる感覚になります。(誰でもなると思います)
そして、コンピューティングで大抵のことは解決できることが分かる。
もちろん、時間が無限にあればの話ですが(笑)

とにかく、プログラミングによって、世の中を見る目が変わることだけは間違いないと思います。
ただ、その情熱をどこから持ってくるのかを、教えることは極めて難しい。

読んで下さってありがとうございます。